Kenny Davis/Kenny Davis
4月発売のCD聴き3日目。とは言うものの4月発売はHMVで、ディスクユニオンでは1月には取り扱いがあったそうなので、けっこう聴くのが遅れてしまいました。Kenny Davisの名前をもじってDaken Records、CD番号もDKR-001なので、自主レーベルだと思うのですが、最近はこういうケース、増えてきましたね。その分生産枚数に限りがある可能性もあって、入手できるかどうかも注意を払わなければならないのですが。これだけのメンバーをそろえられたのは、立派と言う以外ないですね。内容的にも硬派な現代ジャズもあれば、聴きやすい曲も入っていて、密度は濃い方だと思っています。聴けてラッキーだったアルバム。
Kenny Davis/Kenny Davis(B)(Daken Records)(輸入盤) - Released 2010? Ralph Peterson Jr.(Ds on 2-3), Billy Kilson(Ds on 1, 4-10, 12-13), Geri Allen(P on 2-7, 9, 12-13), Onaje Allan Gumbs(P on 8, 14), Javon Jackson(Ts on 3-4), Ralph Bowen(Ts on 2, 6-7, 9-10, 13), Eddie Allen(Tp on 3, 12), Don Byron(Cl, Bcl on 9, 12-13 ), David Gilmore(G on 2) - 1. 1st Arrival 2. Fearless 3. Deliverance 4. Too High 5. Journey (Interlude #1) 6. Elviry 7. Tenderly 8. Wrapped In Love 9. Journey (Interlude #2) 10. Altitude 11. Before Sunrise 12. What Lies Beyond 13. Journey (Interlude #3) 14. Gone Too Soon
(10/06/27)4曲目がスティーヴィー・ワンダー作(でもアップテンポの直球ジャズ)、7曲目がスタンダード(これは聴きやすい)の他は、ケニー・デイヴィスの作曲ないしは共作。自主レーベルだと思いますが、参加しているメンバー(曲ごとに替わります)がけっこうスゴいことになっています。ここまで集まるか、というメンバー。ギターのデヴィッド・ギルモアもジャズ・ギター寄りに弾いていたりして、ジャズとして聴きごたえのある作品になっています。1時間弱で14曲という詰めこみ型のアルバムですが、ジャズのエッセンスが凝縮されているし、1分前後のインタールード的な曲も5曲あって、バランスとしてはいい感じ。現代ジャズとして張りつめている曲ばかりではなく、3、6、8曲目のように静かだったりある程度リラックスして聴ける曲も。
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TBが入らないようなので、URLで失礼します。
http://blog.goo.ne.jp/narymusic/e/6110df7982387b35fb7df1c4627a9fb2
ケニー・デイヴィスは「Billy Kilson's B.k.Groove/Pots & Pans」以前は名前さえ認識していなかったベーシストなのですが、豪華メンバーによる自主制作盤の本作はやってくれましたね。
各人が本領を発揮していて、素晴らしい演奏内容だったです。
投稿: nary | 2010/06/27 18:54
わぁ、珍しくTB入ってる。
今日だったら前の記事にも入るのかなぁ(苦笑)。
投稿: nary | 2010/06/27 18:58
>naryさん
TBどうもありがとうございます。今回は一発でちゃんと入ったようです。
私はHMVで4月に出るのを待ってしまったのですが、それだけこの参加メンバーにはそそられるものがありました。なかなか今では他では実現不可能ですもんね。もちろん、聴いてみて演奏内容も良かったでした。
投稿: 工藤 | 2010/06/27 21:16