Interspirit/Anthony Jackson/Yiorgos Fanakas
4月購入分の新譜(?)紹介2日目。実はもっと早い時期に聴いてはいたんだけれども、クレジットがけっこう面倒で(笑)、アップするのが遅れ遅れになってしまっていました。メンバーもかなりスゴいメンバーで、ベース2人編成だけれどもうまく役割分担ができていて、非常にカッコいいサウンドです。ハードコアなフュージョンのファンはぜひ聴いてみてください。1曲目でノックアウトされてしまいましたが、他の曲もけっこういいです。実質的な作曲、アレンジなど、Yiorgos Fanakasの方がリーダーなのですが、聴いているとそのカッコ良さにそういうこともどうでもよくなります。いいアルバムに出会えました。
Interspirit/Anthony Jackson(B)/Yiorgos Fanakas(B)(Abstract Logix)(輸入盤) - Recorded October 2008 - September 2009. Frank Gambale(G on 1, 5-7, 9), Mitch Forman(P, Key on 1-2, 4-9), Dave Weckl(Ds on 1-2, 4-9), Mihail Iosifov(Tp on 1, 4-7, 9), Manos Theodosakis(Tp on 1, 7), Antonis Andreou(Tb on 1-2, 4-9), Velislav Stianov(Tb on 1, 7), Takis Paterelis(As on 1-2, 4-5, 7, 9, Fl on 2, 5, Ss on 2, 8), Sam Marlieri(Ts on 1), Todor Tzachev(Bs on 1, 7), Kinisis String Quartet Of Colours Orchestra: Odysseus Korelis(Vln on 3-4, 6, 8), Franc Shestani(Vln on 3-4, 6, 8), Elias Sdoukos(Viola on 3-4, 6, 8), Vangjel Nina(Cello on 3-4, 6, 8), Tasos Kazaglis(B on 3-4, 6, 8), Tony Lakatos(Ts on 4-7, 9), Enrique Bu(Per on 5-9) - 1. Inner Power 2. Footprints 3. Coure Vibes Part 1 4. Coure Vibes Part 2 5. Interspirit 6. Seviglia 7. Caldera 8. Ionio 2 9.Parhelia
(10/06/22)アンソニー・ジャクソンの初リーダー作とのことですが、もう一人のベーシスト、Yiorgos Fanakasの作曲が9曲中8曲(1、3-9曲目)を占め、アレンジも担当。多重録音もやっていて、リーダーはこちらの方だと思います。一般には無名だけれどもかなりのテクニシャンでもあります。メンバーもスゴいし曲もいい。1曲目は特にメカニカルでテクニカルな曲で、ブレッカー・ブラザースの「サム・スカンク・ファンク」のようにハードな曲。ベースは交替したり、2人で弾いたりしながら、3曲目以外に参加、曲によってはそれにコントラバスの参加も。唯一ウェイン・ショーター作の2曲目も、原曲の良さを見せつつこのグループならではのサウンド。アンソニーは相変わらずマイペースですが彼のパートもなかなかいい。インパクトは強い。
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コメント
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実質的にはYiorgos Fanakasのリーダー作ではありますが、昔から大好きだったアンソニー・ジャクソンの初リーダー作的なものが、このような形であったとしても登場してきたことが非常に嬉しいです。
メンバーの人選もよかったし、2人のベースの弾き方の違いもたっぷりと楽しめました。
相変わらずTBが不調で、どうやら今後はあきらめるしかないような感じです(苦笑)。
http://blog.goo.ne.jp/narymusic/e/77805984e872d0ff555c026fad549064
投稿: nary | 2010/06/23 18:56
>naryさん
コメントどうもありがとうございます。naryさんのお持ちのCDがまだ続くので、TBはうまくつながらなければ、リンクしていただければいいです。
いや~、特に1曲目でぶっ飛びましたし、よくこれだけのメンバーを集められたなあ、と感心しています。ある意味、ハードコア・フュージョンのファン必聴のアルバムではないでしょうか。
投稿: 工藤 | 2010/06/23 20:29