A Sentimental Journey/Tim Warfield
Criss Crossレーベル新譜聴き1日目。ティム・ワーフィールドというとダークでモーダルな感じの演奏ではなかったっけ、と思ったのですが、ここではスタンダード集。しかも、相棒のテレル・スタッフォード、というと、ますますそういう感じが強くなってしまうのですが、ここでは明るめな演奏です。しかもオルガンを使ったクァルテットですから、編成も特殊(ピアノ、ベースがないですし)。でも、意表をついた演奏という点では、成功しているかもしれません。おなじみの曲が多く、それらをどう料理しているか。けっこう面白いキャラクターもあるんだなあ、という感想です。知っている曲が多いので、演奏とダブルで楽しめますね。
A Sentimental Journey/Tim Warfield(Ts, Ss)(Criss 1324)(輸入盤) - Recorded February 4, 2010. Terell Stafford(Tp, Flh), Pat Bianchi(Org), Byron Landham(Ds) - 1. Sentimental Journey 2. I'll Be Seeing You 3. My Man 4. Crazy Rhythm 5. Speak Low 6. In A Sentimental Mood 7. Golden Earrings 8. Here's That Rany Day
(10/06/12)オルガンを含む2ホーンクァルテットで、こわもてのメンバーの、何とスタンダード集。黒っぽい感じですがダークではなく、時にオールド的な明るい感触も。基本的には4ビート。1曲目からメロディと各楽器のアプローチの特異性が表れてきます。ゆったりした8分の6拍子なんだけどフツーではなくてコワそうな雰囲気もチラホラ。明るくメロディアスに展開して、ソロは割と自由になる2曲目、短調で哀愁を感じるテーマから長調のアドリブになる3曲目、アップテンポでノリ良く進んでいく4曲目、スタンダードらしい渋いバラード(ボッサ?)の5曲目、静かなバラードでじっくりとほんの少し盛り上がりつつせまってくる6曲目、ゆっくりとテーマを語りかけてミディアムでアドリブがくる7曲目、優しく奏で上げていくボッサ進行の8曲目。
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