Valentin Silvestrov/Sacred Works
ECMレーベルも、これで年内はほぼ終了かどうか。New Seriesはいつも2-3枚を1回で紹介するのですが、今回は時期がずれて届いたので、これ1枚だけで紹介します。現代音楽は20世紀前半から、無調や12音階はじめ、時代の先端を行くものが多く、聴くのが大変、という曲がズラリと並んでいてちょっと不安だったのですが、このアルバムは21世紀の曲が多いにもかかわらず、安心して聴けました。ECMが教会で録音すると、いい音です。しかも宗教音楽なので、トリッキーな部分がなく、コーラスに包み込まれるようなヒーリング的なサウンド。ゆったりと通して聴くことができました。
Valentin Silvestrov/Sacred Works(ECM New Series 2117)(輸入盤) - Recorded 2006-2007. Kiev Chamber Choir, Mykola Hobdych(Cond) - 1-12. Liturgical Chants 13-14. Two Spiritual Songs 15-16. Two Spiritual Chants 17-18. Two Psalms Of David 19-20. Diptych 21-23. Alleluia
(09/11/29)Valentin Silvestrovは20-21世紀ウクライナのキエフ出身の現代音楽家。ここでは19-20曲目のみ’95年作で、他は’05-06年の作曲です。宗教的な題材だと思うのですが、荘厳な雰囲気で、和声も安定しているので、現代音楽というよりは、新しいのに教会音楽として、安心して聴くことができます。ゆったりと繰り広げられているので、ある意味ヒーリング的な効果もあって、落ち着きます。ECM的な教会サウンドの世界。
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