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2009/10/25

The Chick Corea Songbook/The Manhattan Transfer

Mantrachick
マンハッタン・トランスファーも以前は大手レーベルからの発売でしたが、今回はあまり聞いたことがないレーベルだったので、ちょっと心配でした。フタをあけてみると、出演者やアレンジも豪華だし、おまけにチック・コリアの曲集だしということで、ゴキゲンなアルバムに仕上がっていました。このグループのコーラスを聴いてしまうと、他のグループはどうでもよくなってくるぐらい(ちょっと大げさかな)、素晴らしいです。チック・コリア本人とそのグループも1、12曲目に参加しています。アレンジや編成は曲ごとにさまざまですけど、統一性はあるので、気になるというよりは、変化に富んでいて飽きない仕組みになっています。さすがです。フュージョン的な曲が多かったですが、あえてジャンルはジャズに入れておきました。


The Chick Corea Songbook/The Manhattan Transfer(Four Quarter)(輸入盤) - Released 2009.The Manhattan Transfer: Tim Hauser(Vo), Cheryl Bentyne(Vo), Alan Paul(Vo), Janis Siegel(Vo), Chick Corea(Key on 1, 12), Scott Kinsey(Key), Jimmy Earl(B), Gary Novak(Ds), Airto(Per), Steve Tavaguone(Ss, EWI), Ramon Stagnero(G), Yaron Gershovsky(P, Key, Prog), Gary Wicks(B), Steve Hass(Ds), Alex Acuna(Per), Christian McBride(B), Don Shelton(Whistle), Joe Passaro(Marimba), Lou Marini(Fl, Afl), Bais Haus(Synth), Fred Hersch(P), John Hebert(B), Billy Drummond(Ds), Edsel Gomez(P), John Benitez(B), Vince Scherico(Ds), Mike Pinella(Tp), Robert Redoriguez(Tp), Conrad Herwig(Tb), Ronnie Cuber(Bs), Lusito Quintero(Per), etc. - 1. Free Samba Spain (I Can Recall): 2. Prelude 3. Spain (I Can Recall) 4. One Step Closer (The One Step) 5. Children's Song #15 6. 500 Miles High 7. Another Roadside Attraction (Space Circus) 8. Time's Lie 9. La Chanson Du Bebe (Children's Song #1) 10. Ragtime In Pixiland (Pixiland Rag) 11. The Story Of Anna & Armando (Armando's Rumba) 12. Free Samba (Extended Version)

(09/10/24) チック・コリアの作品集。それに歌詞をつけたり、ヴォーカリーズでフレーズをつけたりしていて、両方のファンとしてはなかなか楽しめる内容。しかも、1、12曲目にはチック・コリア本人とそのバンドが参加しています。それぞれの曲のアレンジや参加ミュージシャンも異なりますが、豪華な布陣です。特にマン・トラのコーラスやヴォーカリーズの素晴らしさや安定感は相変わらずです。マニアックな路線だと思うのですが、それを広くセールスできるレベルにまで高めているのは立派。編成は少人数は打ち込みのみやギター1人から、ホーン・セクションなどもつけたりと、幅広いです。でもヴォーカルがメインなので、その変化もあまり気にならず、むしろチック・コリアの作品の多彩なサウンドを楽しめます。偉大なグループ。

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コメント

こちらからもTBさせていただきます。

このチック・コリア集には感激しました。
ヴォーカル・アルバム(といってもマントラの場合はコーラスですが)を聴いて、これだけ感動を覚えたというのも珍しいです。
まあそれというのもチック曲に並々ならぬ思い入れがあるからこそなんですけどね。
とにかくマントラ・ファン意外に、チック・ファンも聴いてみる価値が充分あると思います。

>naryさん

TBどうもありがとうございます。

何十年も昔ですが、来日コンサートを観に行っている、私の数少ないミュージシャンです。ライヴでもコーラスがスゴかったですよ。さすがアメリカのショービジネス、と思いました。

今回はチック・コリア集という、ヴォーカリストではあまり考えつかない企画で、原曲が良いせいか、アルバムの出来が良くて、やっぱり感動したクチです。質量ともに良かったので、愛聴盤になりそうです。

910さん、このアルバムは素晴らしいですね。
彼らは大御所として押しも押されぬ存在。それでもいまだにこうやって進歩している。彼らの実力と、チック・コリアの曲の良さをあらためて感じるアルバムですね。TBします。

>madameさん

TBどうもありがとうございます。

このアルバムは、やはり長年やってきたグループの恐ろしいまでの安定感と、そしてチック・コリアの曲という題材に、今でもチャレンジする姿勢が、スゴいと思いました。マイナーレーベルからの発売でも、かなり手間暇かかっていますし、お金もかかっていそうです。いいアルバムが出たものです。

工藤さん,こんばんは。当方ブログへのコメント,TBありがとうございました。

私はかなりのChick Coreaのファンと言ってもよいと思いますので,どうしてもオリジナルと比較してしまうところがあります。私はこのアルバムはいいものもあれば,そうでもないものもあるという,極めてアンビバレントな表現しかできないのですが,彼らが結構な年になってもチャレンジ精神を忘れないことは評価したいと思っています。

こちらからもTBさせて頂きます。

>中年音楽狂さん

TBどうもありがとうございます。

アルバムの評価にはいろいろな人のさまざまな思い入れがあって、いろいろな評価がついていいと思います。私なんか、手放しで良い、を連発してしまったのですが、グループが高齢化が進んでいる中でのチック・コリアの曲へのチャレンジに焦点を当ててしまったからかもしれません。

チックは’80年代より前は後追いで、リアルタイム聴きではなかった、ということもあったりします。

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» THE MANHATTAN TRANSFER / THE CHICK COREA SONGBOOK [JAZZ & BOSSA]
マンハッタン・トランスファーのよる、チック・コリアのカバーです。 最初のFree Sambaから、その斬新さに驚きです。 明らかに今までの彼らの路線とは異なる響きです。 もちろんチック・コリアの楽曲ですから、ある程度は今までとは違うだろうとは 予想できましたが。 それにしてももうジャズ・コーラスの大御所として君臨していながら、こうやって 新しいサウンドにチャレンジしていくのは見事。 シェリル・ベンティーンのソロをとる時の高く伸びやかな声はとても、いいですね。 この人は..... [続きを読む]

» 玉石混交のManhattan TransferのChick Corea集 [中年音楽狂日記:Toshiya's Music Bar]
The Chick Corea Songbook The Manhattan Transfer(Four Quarters)私も一時期はマントラに結構入れあげていたが,徐々に彼らに興味をなくしていって [続きを読む]

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