It Is What It Is/Brian Bromberg
ブライアン・ブロンバーグのフュージョン新作が輸入盤で出ました。相変わらず、ギターのフレーズはピッコロベースでやってしまうし、ウッドベースも使い、エレキベースの弦の本数も4弦だろうが5弦だろうが関係なく、テナーベース、フレットレス・ベースまで使いこなして、しかもスラップ(チョッパー)までやってしまうと、ベースなら特殊なものも含めて何でもござれの人。ベースの特殊な使い方や多重録音を気にしなければ、けっこう自然だし、変化に富んでいて、印象に残るフュージョンアルバムとなりました。(リード)ギターのパートも全部ベースでやってますという英文の注意書きが大きめに書いてあります(笑)。
It Is What It Is/Brian Bromberg(B, Tenor B, Piccolo B, etc)(Artistry Music)(輸入盤) - Recorded January - April 2009. Jeff Lorber(Key), Patrice Rushen(P), Randy Brecker(Tp), Gary Meek(As, Ts, Fl), Dave Weckl(Ds), Alex Acuna(Per, Conga), Gannin Arnold(Rhythm G), Willie Murillo(Tp), Tony Guerrero(Tp), Eric Marienthal(As, Bs), Dave Ryan(Tb), Richard Elliiot(Ts), Rick Braun(Tp), John "Jubu" Smith(Rhythm G), Will Kennedy(Ds), Dave Kochanski(Key), Paul Jackson Jr.(Rhythn G), Dan Siegel(Key), George Duke(P, Key), Gerald Albright(As), Ramon Stgnaro(Rhythm G), String Section - 1. It Is What It Is 2. Love Shack 3. Excuse Me 4. Life 5. Elephants On Ice Skates 6. The Mirror 7. Sanford And Son 8. Mr. Miller 9. Martinis At The Velvet Lounge? 10. Saul Goode 11. The Anticipation 12. Heaven 13. Slap Happy
(09/10/03)2曲目がパトリース・ラッシェン作、7曲目がクインシー・ジョーンズ作の他は全曲ブライアン・ブロンバーグの作曲ないしは共作。6曲目のようにベース・ソロの曲もありますが、ホーンセクションやストリングスセクションも入っている豪華なフュージョン(あるいはファンク)サウンドの曲がほとんど。曲によってはスムース・ジャズに近い雰囲気の聴きやすい曲もあります。ギタリストも有名な人も参加してますけど、全てリズム・ギターをまかせて、本人はピッコロ・ベースでリード・ギターにあたるフレーズを弾きまくっているのはいつもの彼ですが、ギターの音と勘違いするほどに上手いのもいつものとおり。参加メンバーも曲によって替わったり、かなり豪華。曲調もさまざまで飽きさせません。ランディ・ブレッカーは1曲目に参加。
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コメント
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こちらからもTBさせていただきます。
ブロンバーグのマルチ弦楽器奏者ぶり(といっても全てベースなのですが)が相変わらず凄かったですし、今回はブラスセクションの参加がいいアクセントになってましたね。
スムースジャズ的なサウンドではありますが、マンネリにならないようにいろいろと考えているだなと思いました。
でも個人的には前作のベースソロ作品の方を買った方がよかったかなと、ちょっと後悔しています。
向こうはオーディオの音的な快感があるでしょうからね。
投稿: nary | 2009/10/10 23:04
>naryさん
TBどうもありがとうございます。
ブライアン・ブロンバーグはベースが何でもござれなんで、かえって器用貧乏に見られているところが少し損をしているように思います。ウデは確かなんですけれども。
あまりスムース・ジャズ側に振れられても、食指が動かないなあ、と思ってましたが、最初からそう思っていたので、思ったよりはだいぶ楽しめました。
投稿: 工藤 | 2009/10/11 08:58