But Not For Me/ロバート・ラカトシュ
澤野工房を先月も購入しました。まだ20数枚ぐらいしか澤野工房のCDが出ていなかった頃からのお付き合いです。当時はいい再発アルバムが多かったですからね。このところ澤野プロデュースというのか、新録で何人も出ていますけど、このロバート・ラカトシュもそのひとり。レーベルで5枚目で、ちょっと作りすぎなんじゃないかと。以前の作品に比べてトリオのバランスが悪いなあ、と思ったのは私だけでしょうか。数年前から徐々にふくらんできたのですが、今、澤野工房をレーベルとして、これからも追いかけていこうかどうしようかという岐路に立っているところです。量産して、他の国内制作レーベルとスタンスが同じになってしまったのかな、なんて思う今日この頃。
But Not For Me/ロバート・ラカトシュ(P)(澤野工房)
But Not For Me/Robert Lakatos(P)(Atelier Sawano AS090) - Recorded December 13 and 14, 2008. Christian Lakartos(B), Dre Pallemearts(Ds) - 1. Here, There And Everywhere 2. But Not For Me 3. Szakcissimo 4. Bolivia 5. Young And Foolish 6. Woody 'N You 7. Half Prince 8. L.T. (For Klaus) 9. 'Ronnd Midnight 10. Confirmation 11. Con Alma 12. Giggin'
ロバート・ラカトシュ作は3、7-8曲目で、他はビートルズの1曲目や、スタンダード、ジャズメン・オリジナル集。澤野工房では5枚目のアルバムとなります。ラカトシュのピアノはオーソドックス路線ながら相変わらずメロディアスでスゴいし、ひきこまれるところはあちこちにあるのですが、今回はちょっとドラムスやベースとの相性があまり良くないようで(今までよりもちょっと格下かも)、特に割と賑やかな曲でのドラムスのバシャバシャ感が時々気になります。気をそらすというのかな。ベーシストも息子なのかな? ミキシングの影響もあるのかもしれないですけれども。それでもモチーフを解体・再構築したようなメカニカルでアップテンポの8曲目はけっこう新鮮に聴けました。ピアノだけをとってみればけっこういいんですけれどね。(09年9月26日発売)
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