「スイング・ジャーナル」10月号を買ったけれど
今日は「スイング・ジャーナル」10月号が出たので、買って来ました。いろいろ紙面刷新の努力のあとは見えるんだけれども、特に見るべきところはなし。そもそも私にとって魅力的な国内盤が昨年ぐらいから減ってきて、欲しいものが何もない月もあれば1-3枚程度の時もあって、その程度なので、広告やレビューなども関心がなくなってきました。昔は5-10枚ぐらい毎月欲しい国内盤が出ていたのでチェックしていたのですが。7月に1,100円から1,200円に値上げした理由もあれから誌面のどこにも読み取ることはできません。これがこの会社の体質なのかな? 気になる安達久美やフライド・プライド新譜も掲載されていませんしね。もとより澤野工房もかやの外。
数年前に「Jazz Life」「ジャズ批評」「CDジャーナル」などの購読をやめてますが、それで不便を感じたことはありません。他の人でも何人か「スイング・ジャーナル」の購読をやめたジャズ・ファンを知ってますけど、自分もその一人になるのかどうか、今考えているところです。’86年1月号から継続して買っていたんですけれどもね。時代は大きく変わっています。
輸入盤で買えるものは、今は輸入盤で買うようにしています。数百円も高い国内盤を、読みもしないライナーを付けてもらったって、こちらにはありがたくないですし。そうなると国内盤依存の「スイング・ジャーナル」誌は、自分にとってますます縁の遠いものになっていきそうです。来年の1月号までは様子をみてみるつもりですけれども。
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コメント
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工藤さん,こんにちは。以前もコメントさせて頂いたように記憶していますが,私は1年前にSJを買うのをやめました。レビューなんて全く見るべきものはないですし,輸入盤紹介と海外情報なら立ち読みで十分ですから。
私ならSJに1,200円を払うぐらいなら海外のジャズ誌を購読する方がずっとましのように思えます。最近は購読していませんが,Down BeatにしろJazzisにしろちゃんとポリシーを感じさせますが,SJには一切そういうものが感じられません。評論家の質が全体的に落ちているのも原因でしょうね。信頼に値する評論家ってのが,SJでレビューを書かなくなっていますし。
また,GDももはや役割を終えているような気がしてなりません。結局Venusのプロモーションにしかなっていませんよね。
いずれにしても,おせっかいなコメントですみません。
投稿: 中年音楽狂 | 2009/09/19 17:23
>中年音楽狂さん
コメント、どうもありがとうございます。
長年SJ誌とつき合ってきて、直感的に読んだだけでも「面白くない」というか、パラパラとめくって、ハイ終わり、という状況になっていて、これで1,200円払う価値があるのか、と考えてしまいます。
レビューのページの「New Rerease Complete Review」がコンプリートになっていないところも問題ですし。
まあ、すぐに結論は出さなくても、来年1月号まで買ってみて、その後どうするか決めたいと、現段階では考えています。
投稿: 工藤 | 2009/09/19 17:53
ジャズライフの方がましです。フライドプライドや安達久美のインタビューもしっかり出てミュージシャンの考え方など読み応えがありますし、それを見てCDを買って楽しんでいます。ジャーナルはプロモーションにお金をかけた物しかピックアップされていない様にしか見えないしそうだとしか考えられない。それを見てCD買っている人達はそれを買って聴いて魅力を感じず、有る意味これではジャズ、フュージョンのファンが増えない原因の一つではないでしょうか・・?
投稿: ジャージー・ブルージー | 2009/09/20 04:41
>ジャージー・ブルージーさん
どうも、はじめまして。
私も個人的にはJazz Life誌の内容の方が好きで、年間ベストなどはSJ誌よりもそちらの方がダブります。ただ、ジャズ雑誌の購入を絞るとなると、どうしてもSJ誌がラストにならなければならなかったいきさつがあります。まあ、いずれ遠からずSJ誌も購読をやめるつもりですが。
今はネットの方がジャズの真実の姿を伝えていますよね。SJ誌の掲載されているものこそジャズの世界だ、となるとジャズ観(特に現代ジャズ)が偏ってしまうのは否めないわけで。
投稿: 工藤 | 2009/09/20 07:31