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2009/08/20

Twelve Songs By Charles Ives/Theo Bleckmann/Kneebody

Theotwelve
Winter&Winterレーベル新譜聴き3日目。もともとこのレーベルで最近はジャズ度の濃い作品は期待していなかったけど、ここで取り上げられているチャールズ・イヴスはアメリカのクラシック/現代音楽家ではないですか。しかも、編成的にはエレクトロニクスもあってもジャズ的な組み合わせだと思っていたのですが、ジャズのインプロヴィゼーションを感じさせるサウンドの部分はごくわずか。それでも、こういう聴きやすい曲を、時にアヴァンギャルドなアレンジに持って行ってしまう手腕はたいしたものだとは思いますが。でも聴く人を選ぶだろうなあ、とは思いますね。


Twelve Songs By Charles Ives/Theo Bleckmann(Voice, Live Electronic Processing)/Kneebody(Winter&Winter Music Edition 910 147-2)(輸入盤) - Recorded February 2008. Kneebody: Ben Wendel(Ts, Bassoon, Melodica, Effects), Adam Benjamin(P, Key, Wurlitzer, Effects), Shane Endsley(Tp, Per, Effects), Kaveh Rastegar(B, Effects), Nate Wood(Ds) - 1. Songs My Mother Taught Me 2. Feldeinsamkeit/In Sumemr Fields 3. At The River 4. The Cage 5. Weil' Auf Mir/Eyes So Dark 6. Serenity 7. In The Mornin' 8. The Housatonic At Stockbridge 9. The See'r 10. The New River 11. Like A Sick Eagle 12. Waltz

(09/08/19)Charles Ivesは19-20世紀のアメリカの作曲家で、全曲彼の曲。元来クラシックの方面の人(本業は保険業で、音楽は副業)ですが、このアルバムの曲のように親しみやすい割とポピュラーな感じの曲も残しています。それを曲によっては意外なアレンジで、エレクトロニクスやエフェクツも使用して、今の感じで、しかもマニアックなサウンドで再現しています。ところどころ表現は深く、クラシックやジャズ、エレクトロニクスなどさまざまな要素も。曲によってはファンク、時にフリーに近い感じでアレンジしてあります。歌の部分は明るめ、暗めとあって、割と聴きやすいのですが、単なる童謡的とか、それで割り切れないやはりマニアックなアレンジの演奏。ボーダーレスな作品もこのレーベルの特徴ですが、聴く人を選びます。

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