Houseplant/Jim Black Alasnoaxis
Winter&Winterレーベル新譜特集(といっても4月にしかも遅れて購入したわけだけど)4日目で、とりあえずこれで一段落。このジムブラックのグループは5作目で、ジャズやフュージョンというよりは、完全にロックとかポップスとかのサウンドなので、何でこんなに出すのだろうと不思議なのですが、アメリカやヨーロッパではこういうサウンド、ウケているのかもしれません。ほんの少しだけ、フリーがかったり、深そうなサウンドを垣間見せることはありますが、基本はメロディをなぞるようなサックスが目立っていて、かなりシンプルなサウンドではあります。現在進行形のニューヨークシーンのひとつなのですがバリバリのジャズファンには、どうかなあ、といったところ。
Houseplant/Jim Black(Ds) Alasnoaxis(Winter&Winter Music Edition 910 154-2)(輸入盤) - Recorded October 2008. Chris Speed(Ts), Hilmar Jenson(G), Skuli Sverrisson(B) - 1. Inkionos 2. Cahme 3. Houseplant 4. FYR 5. Malomice 6. Littel 7. Elight 8. Naluch 9. Cadmium Waits 10. Adbear 11. Lowers In A Nine Sense 12. Downstrum
(09/08/22) 全曲ジム・ブラックの作曲。このグループ名では5枚目ですけれど、相変わらずロックやポップ色の強いサウンドで、時に変拍子も混ざったりしていて、特徴のあるサウンドをかもし出しています。メンバーや編成はジャズもできる内容ですが、ビートやコード進行の組み合わせがポップのそれで、ジャズっぽさというのは全然なくて、ジャズファンにはちょっと戸惑うアルバムかも。明るい曲、暗めの曲、いろいろとメロディアスではあるんですが。それでいてフリー的に盛り上がるところもほんの少しですがあります。そしてバラードも。まあ、これもニューヨークの先端をいっているサウンドなのでしょう。フロント陣もバリバリに弾きまくるとか吹きまくるということはなくて、比較的メロディやコードに忠実なところが目だっています。
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