ブラジリアン・パッション/アマンダ・ブレッカー
アマンダ・ブレッカーの2作目。デビュー作は内容的にはポップスのアルバムだったのに、スイング・ジャーナルのゴールド・ディスクを取ったりして、これもノラ・ジョーンズ以降の時代の流れかなあ、と思ったのですが、今回のアルバムもゴールド・ディスク。まあ、そのへんのことはどうでもいいのだけれど、個人的にはデヴィッド・マシューズのアレンジのアルバムは大好きなんですよね。エレキベースが入っているので、割と派手なアレンジに感じます。でもうまく全体をまとめている感じです。彼女が実力でのし上がっていけるのかどうかは今後次第だと思いますが、両親がランディ・ブレッカーとイリアーヌなので、サラブレッド的ではありますね。
ブラジリアン・パッション/アマンダ・ブレッカー(Vo、P on 6)(Birds Records)
Brazilian Passion/Amanda Brecker(Vo, P on 6)(Birds Records) - Recorded March 27-31, 2009. Oscar Castro Neves(G), Ross Traut(G), Andy Ezrin(P), Zeb Katz(B), Ray Marchica(Ds on 1, 3, 7, 9, 11-12), Rafael Barata(Ds, Per), Ivan Lins(Vo on 1, 7), Andy Snitzer(Ts on 1, 6-8, 11) - 1. Ai Ai Ai Ai Ai 2. Felicidade 3. Meant To Be 4. Agua De Beber 5. On And On 6. In The Sun 7. Lembra De Mim 8. Fly Me To The Moon 9. Deny Deny 10. Thirsty 11. Nobre Vagabundo 12. That Dance 13. Autumn Leaves
ブラジリアン・ソング(サンバ、ボッサ)を中心に、アマンダ・ブレッカー作も4曲(3、6、9-10曲目)あって、アメリカのAORのポップス(5曲目)もあります。デヴィッド・マシューズのアレンジで、ブラジリアン・ボッサ中心にしてはけっこう派手なアレンジで、彼の曲も12曲目に。彼女の2作目で、1作目がポップス色が強かったのに比べ、こちらは現代ブラジリアン・フレーバー強し。なので、ジャズファンには聴きやすいのでは。彼女のオリジナルはブラジル色が強い3、6曲目とポップスという感じの9-10曲目に分かれます。英語、ポルトガル語、フランス語を使い分けていて、彼女の国際色豊かな素性が分かります。イヴァン・リンスも1、7曲目に登場、彼の曲を演奏。ヴォーカリストとしては今もこれからも楽しみ。13曲目はギターのみの伴奏。(09年6月17日発売)
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