Night Songs/Jonathan Kreisberg
2月発売予定だったCriss Cross作品4枚のうち、3枚が2月末までに出荷されたのですが、これだけ遅れて、3月13日に通販で在庫ありを確保しました。しかし、抱き合わせのCDの出荷期限が昨日だったため、やっと今日届いて聴けた次第です。バラード中心で地味なアルバムかもしれませんが、おおっ、と思わせるギターのフレーズもあったり、9曲目は4分の5拍子だったりと、変化に富んでいます。アコースティックとエレクトリックのギターの使い分け、ピアノが参加していない曲もあるなど、飽きさせずに最後まで聴かせてくれました。ちょっとドラムスとベースの人材がもったいないかもしれませんが、トータルで聴くとなかなかいいと思います。
Night Songs/Jonathan Kreisberg(G)(Criss Cross 1310)(輸入盤) - Recorded June 13, 2008. Gary Versace(P), Matt Penman(B), Mark Ferber(Ds) - 1. Laura 2. Autumn In New York 3. September Song 4. Prelude To A Kiss 5. Spring Is Here 6. I'll Be Seeing You 7. Blue In Green 8.Nefertiti 9. Warm Valley
(09/04/01)スタンダードやジャスメン・オリジナル集。バラードが中心でギターはアコースティック(1、3、8曲目)とエレクトリック(2、4-7、9曲目)を使い分けていて、それを抑え気味に弾いているのがまた渋い感じ。特にエレクトリック・ギターの時には、スリリングなフレーズを奏でる場面があってタダ者ではなかったり、絶妙なバランスでバックが入っていたりと、むしろやや辛口のバラード集とも言えるでしょうか。耳にも優しいし、じっくり聴くと渋いし、といった感じ。ピアノレスでギター・トリオでの曲も。でも、7曲目にウェイン・ショーター作の「ネフェルティティ」を持ってくるのは硬派で、こだわりがあります。3、6、9曲目はミディアム系で、必ずしも全てがゆったりバラードではないですが、アルバムタイトル通りの雰囲気を出しています。
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コメント
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私の方もいろいろあって、リリースされてから半年以上経ってからの視聴でしたが、バラード・アルバムということで全然期待していなかったにもかかわらず、内容的にはかなり良かったです。
クライスバーグはサイドマンとしての活動はあまり多くない人ですので、その分じっくりと自分のサウンドを練り上げることができるのだと思いますが、バラード作品でこれだけ感銘を受けたのも珍しいです。
投稿: nary | 2009/11/11 18:54
>naryさん
TBどうもありがとうございます。
これが日本制作盤だと、有名な曲ばかり取り揃えて、全曲これでもかというくらいのバラード集になってしまうと思うのですが、ある程度のこだわりがあって、バラード集でも変化があって良かったです。
次はやはり彼の元気な演奏が聴きたいですね。
投稿: 工藤 | 2009/11/11 20:14