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2009/04/05

Fasil/Marc Sinan

2076
ECMの新譜がまた届きました。これもいちおうジャズの分類には入れておきますけど、聴いたサウンドの感じでは民族音楽の要素も混ざったヴォーカルアルバムですね。もちろんインプロヴィゼーションの要素の場面も比較的多めにありますけど。大半がゆったりした曲で、時にやや激しいテンポの速めの曲が混ざっています。なぜ、ギタリストのリーダー作にしたのかも、ちょっと不思議。ヴォーカル色が強いし、作曲はピアニストの方が多いしということで。ただ、トータルサウンドではECMレーベルお得意の民族音楽的な要素も入っているサウンドなので、こちら方面が好きな人にはこたえられないかもしれませんが。


Fasil/Marc Sinan(G)(ECM 2076)(輸入盤) - Recorded March 2008. Yelena Kuljic(Vo), Lena Thies(Viola), Julia Hulsmann(P), Marc Muellbauer(B), Heinrich Kobberling(Ds, Per) - 1. Peshrev 2. This Bloody Day 3. The Necklace 4. Taking Leave 5. Sure 6/51 6. Ilk Taksim 7. The Last Night 8. The Dream 9. Sure 81 Taksimi 10. Ucuncu Taksim 11. Son Taksim 12. The Struggle Is Over 13. Sure 6/51, Var. 14. You Open My Eyes

(08/04/05)民族的な雰囲気のあるヴォーカルアルバム。6、10曲目がフリー・インプロヴィゼーション、5、9、13曲目はKamil Hodjaの吟唱に基づく作曲となっています。作曲もMarc Sinanが関わっているのは、1、5-6、9-10、13曲目で、他はJulia Hulsmannの曲が多いです。ギターはクラシック・ギターを使用していて、サウンド的にもゆったりとしたクラシック的な弾き方。テクニックよりもサウンドの味わいを聴かせるタイプか。西洋音楽と国籍不明の民族音楽風味が加わり、淡いエキゾチックさが漂っています。それでいて温度感の低い透明感のある空間と音の切り取りの鋭さがあるサウンド。60分間で14曲あり、ヴォーカルが中心になっているので、楽器の演奏はやや脇役にまわりがち。曲によってはフレーズの速いものも。

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