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2009/03/30

Monograph/Nils Okland

2069 ECMレーベルのCDの新譜が2枚届き、今日はその1枚目。何とヴァイオリンとそれに類する楽器のソロアルバムです。ECMには他でも同じような楽器のソロアルバムがあったかな。これはNew Seriesではなく、インプロヴィゼーションで演奏している部分もあると思うので、いちおうジャズの分類にしておきますが、いわゆるジャズ度はないと思っていただいてけっこうです。やっぱり空間的なサウンドの民族音楽とか、クラシックとか、古楽とかをイメージしてしまいます。まあ、ECMファンならば、こういうアルバムも追いかけるだろうとは思うのですが、通常の4ビートが好きな方々はどういう印象を持つかなあ、と思います。

 

Monograph/Nils Okland(Hardanger Fiddle, Vln, Viola D'amore)(ECM 2069)(輸入盤) - Recorded July 2007. - 1. Monster 2. Pas De Deux 3. Kvelartak 4. Horisont 5. Mono 6. Rite 7. O 8. Snor 9. Slag 10. Seg 11. Dialog 12. Skimte 13. Nattsvermer

(09/03/30)ノルウェーのヴァイオリニストの初リーダー作にしてソロ作品。全曲Nils Oklandの作曲。ジャンル別には、実際にはインプロヴィゼーションがあるにしろ、サウンド的にはジャズではなくてクラシックや古楽、あるいは民族音楽の色合いがかなり強い作品。ヴァイオリンだけではなく、民族楽器(Hardanger Fiddle)や古楽器(Viola D'amore)も使用していて、変化に富んでいます。ただし、こういった弦楽器のソロ作品のため、もちろん持続音が中心であり、音が高めの音域に集中していて、かなり空間的な演奏になっています。かなりECMらしい作品と言えばいいのか。ゆったりとしつつも薄暮の風景と北欧の民族音楽の面影のある旋律があり、異国の空間に入り込んだ感じはかなり強いです。聴く人を選ぶ、ECM独自の情景。

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