Velvet Darkness/Allan Holdsworth
アラン・ホールズワースの共演・参加作のコメント手直しは終わっているのですが、リーダー作の手直しはこれを含めてあと12枚残っています。ホームページには11年前のアルバムコメントから最近のものまで掲載されているので、初期のものは特に拙く、早く直してしまいたいと思っても、まだ千枚以上残っています(笑)。まあ、ゆっくりやることにしましょう。彼の初リーダー作が、このCTIレーベルからというのも意外なことでしたけど、内容はいつもの彼ですね。ベースがアルフォンソ・ジョンソン参加ということで、フュージョン(クロスオーヴァー)に振れていますけど。リーダー作だけでなくて、彼の参加アルバムを時系列的に聴いていくと、なるほど、と思うこともあります。
Velvet Darkness/Allan Holdsworth(G, Vln)(CTI) - Recorded May and June 1976. Alan Pasqua(P), Alphonse Johnson(B), Narada(Ds) - 1. Good Clean Filth 2. Floppy Hat 3. Wish 4. Kinder 5. Velvet Darkness 6. Karzie Key 7. Last May 8. Gattox
最初のリーダー作は何とCTIからでしたが、全曲アラン・ホールズワースの作曲、しかもレーベルにあまりなじみのないメンバーでの4人だけの録音というのはこのレーベルでは珍しいです。本人は非常に不満足だったそうです。ここではアルフォンソ・ジョンソンのフレットレス・ベースがバカテクでスゴいです。ギンギンのロックの場面もありますけど、ハードコア・フュージョンやファンクの部分もあるアルバム。ただ、ギターとしては、思い切りの良いスピーディなフレーズもあって個性的な部分も持っていたにしろ、サウンド的にはこれだ、という部分は強くないかな、という印象もあります。2、4、7曲目ではアコースティック・ギター(多重録音も)を披露していて、意外に繊細な面ものぞかせています。でも、全8曲で30分は短いですね。
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