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2009/02/22

As Ney/Cyminology

2084
ECMレーベルにしては珍しい、ヴォーカル・アルバム。とは言うものの、昔はシーラ・ジョーダン(リーダー作ではないですが)とか、ジゼル・アンドレセン、アーネット・ピーコック、最近ではサヴィナ・ヤナトゥ、ロビン・ウィリアムソンのアルバムなど、数えてみるとあることはありますね。ここではグループとしての名義なのですが、事実上、作詞作曲への貢献度という点でも、ヴォーカルのCymin Samawatieがメインになっているようです。中東のほんのりとしたエキゾチックさがいいですが、西洋音楽との折衷メンバーでのバランス感覚、割といいですね。いかにもECMらしいサウンドの仕上がりになっています。


As Ney/Cyminology(ECM 2084)(輸入盤) - Recorded April 2008. Cymin Samawatie(Vo), Benedikt Jahnel(P), Ralf Schwarz(B), Ketan Bhatti(Ds, Per) - 1. As Ney 2. Niyaayesh 3. Kalaam/Dassthaa/Delbasstegi 4. Sendegi 5. Por Se Ssedaa 6. Naagofte 7. As Ssafar 8. Ashkhaa

(09/02/22)1、6-7曲目の作詞がメンバー以外(特に1、6曲目は13-14世紀の詩)ですが、他の作詞作曲はメンバーの誰かまたは複数。提供曲や詞の多さからCymin Samawatieがメインか。このレーベルにしては珍しくヴォーカル曲ばかり。イラン系のヴォーカリストでペルシャ語の歌詞とのこと。ドラムスがインド系で、他の2人はヨーロッパ人。この折衷感覚が、西洋音楽と東洋(中東)との軽いエキゾチックな雰囲気をもたらしています。明るめの曲もありますが、メロディは哀愁度が高めの曲が多いです。ただ、その範囲の中でもサウンドカラーはさまざま。不思議な浮遊感覚も伴っていて、バックに徹している3人がときに目立つ場面も。変拍子の曲も混ざります。3曲目は15分あってドラマチック。盛り上がる部分もあります。

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