Profumo Di Violetta/Gianluigi Trovesi All'Opera
ECMレーベルの新譜が、ポツリポツリと届いています。今回のアルバムは、オーケストラや取り上げる曲がクラシックのサウンドで、Gianluigi Trovesiのオリジナルも多いですけど、いろいろな時代のクラシックの作曲家の曲(有名どころではプッチーニ)も入っているアルバム。サウンドだけでいけばクラシックの範疇ではないかと思えるほど。でもサックスやドラムスの自己主張が強い曲もあったりして、通して聴くとクラシックそのものという雰囲気でもなかったのですが。それにしても、ECMのこういう折衷的なアルバム、最近は増えてきました。私は雑食性なのでいいですが、ジャズは4ビートでなければ、と言う人も多いでしょうし。
Profumo Di Violetta/Gianluigi Trovesi(Cl, Sax) All'Opera(ECM 2068)(輸入盤) - Recorded September 2006. Marco Remondini(Cello), Stefano Bertoli(Ds), Filarmonica Mousike, Savino Acquaviva(Cond) - Il Prologo: 1. Alba Il Mito: 2. Toccata 3. Musa 4. Euridice 5. Ninfe Avernali 6. Ritornello Gianluigi Trovesi: 7. Frammenti Orfici Il Ballo: 8. Intrecciar Ciaccone Il Gioco Delle Seduzioni: 9. "Pur Ti Miro" 10. "Stizzoso, Mio Stizzoso" 11. Vespone L'innamoramento: 12. Profumo Di Violetta Part 1 13. "Ah, Fors'e Lui Che L'anima" 14. Profumo Di Violetta Part 2 15. Violetta E Le Altre Il Saltellar Gioioso: 16. "E Piquillo, Un Bel Gagliardo" 17. Salterellando 18. Antino Saltarello 19. Salterello Amoroso 20. "Largo Al Factotum" La Gelosia: 21. Aspettando Compar Alfio 22. "Il Cavallo Scalpita" 23. Cosi, Tosca
(08/11/12)オーケストラとの共演で、Gianluigi Trovesi(1、3-5、7-8、11-12、14、16-17、19、21(共作)曲目)の曲と、16世紀から20世紀に至るさまざまな作曲家の曲(クラシックですね)、作者不詳の曲などが混ざり合って、全体としては正当派なクラシックのアルバムを聴いている雰囲気です。ジャズ的なインプロヴィゼーションもあるのでしょうが、クラシックのサウンドの中に取り込まれている感じ。曲によっては、古い曲などはオーケストラ用のアレンジが施されています。17曲目ではクラシックからはみ出たようなサウンドもありますが、やはり全体的にはオーソドックスなクラシックという雰囲気のサウンドかと思います。19、23曲目のサックスはそれでも自己主張が強い感じ。不思議なクラシック寄りのアルバム。
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