Pathways/Luis Perdomo
Criss Crossレーベル新譜聴き2日目。と言いつつ昨日紹介のアルバムは’91年録音だったので、本当の意味での新譜は今日、ということになります。早くもう1枚届かないかな、と思いつつ。ルイス・ペルドモという名前は、私はじめて知ったのですが、ジャズの友人達はサイド参加作などで知っていて、某所では割と知名度があるらしいです。ピアノの腕もけっこうスゴくて、都会的で知的なピアノを弾く人だな、と思いました。でも盛り上げるところはばっちり盛り上げるパワーもあります。トリオとしての表現も幅広いし、一体感もあって、聴いてけっこう満足度の高いアルバムでした。
(追記)実はルイス・ペルドモは「Brian Lynch Latin Jazz Sextet/Conclave」(1271)のCriss Cross盤に参加していることが判明、彼の演奏、初体験ではありませんでした。
Pathways/Luis Perdomo(P)(Criss Cross 1308)(輸入盤) - Recorded June 12, 2008. Hans Glawischnig(B), Eric McPherson(Ds) - 1. Speak Low 2. Unexpected 3. Shine 4. Fulia Chant 5. Almost Like Being In Love 6. Piensa En Mi 7. Chimanta 8. Baby Steps 9. Sunrise 10. Slap 11. Oblivion
(08/10/31)Luis Perdomo作ないしは共作は5曲(2-4、9-10曲目)。現代的で都会的なピアノを弾く人という印象。けっこうフレーズがカッコよいです。テーマがあとから出てくるアップテンポのスタンダードの1曲目、変幻自在なサウンドの変拍子で渋いけど勢いのある2曲目、ゆったりと牧歌的にはじまって自由に絡み合って進む3曲目、哀愁漂いつつも中盤盛り上がる8分の6拍子の4曲目、軽快に弾んでいくスタンダードの5曲目、しっとりとした味わいあるバラードの6曲目、静かにはじまってラテンタッチで盛り上がる7曲目、リズミカルに3人が絡み合うスリリングな8曲目、ベースとのデュオで静かに寄り添ったり暴れまわったりの9曲目、やや抑え気味ながら飛ばしていく10曲目、バド・パウエル作をソロで演奏する11曲目。
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コメント
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こちらからもTBさせていただきました。
ルイス・ペルドモはクリスクロス盤としては「Brian Lynch Latin Jazz Sextet/Conclave」でラテンタッチなノリで弾いているのですが、本作では全体的にエバンスの匂いを強く感じました。
3曲目ではもろキース・ジャレット風だったりして、いろんな弾き方ができる器用な人なんですね。
投稿: nary | 2008/11/02 14:26
>naryさん
TBどうもありがとうございます。
また、Criss Crossレーベルにサイド参加作があったことのご指摘も、ありがとうございます。すっかり忘れていました。
このときはタイトルどおりラテンジャズセクステットですから、雰囲気もだいぶ違いますね。今回1曲だけだったかな、ラテンの香りを感じたのは。
投稿: 工藤 | 2008/11/02 14:39