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2008/11/23

Life's Backward Glances - Solo And Quartet/Steve Kuhn

2090
ECMレーベル、再発ものの3CD-BOXが出ました。このスティーヴ・キューンのアルバム、日本では「エクスタシー」以外が未CD化だったものなので、今まで未CD化作品をほとんど出していなかったECMとしては画期的なBOXです。このレーベル、なぜがCDが出た時にそのまま廃盤になってしまったものの中には、けっこうクォリティが高くて売れそうなのに廃盤になってしまったものが多く、おそらくマンフレート・アイヒャーの独断だと思うのですが、ミステリーのひとつでした。それを今回聴けるものがあるので、貴重な音源と言えましょう。ただ、残念なことにオリジナルジャケットの写真は見当たりません。


Life's Backward Glances - Solo And Quartet/Steve Kuhn(P)(ECM 2090-92)(輸入盤) - Motility: Recorded 1977. Steve Slagle(Ss, As, Fl), Harvie Swartz(B), Michael Smith(Ds) - 1. The Rain Forest 2. Oceans In The Sky 3. Catherine 4. Bittersweet Passages 5. Deep Tango 6. Motility/The Child Is Gone 7. A Dance For One 8. Places I've Never Been Playground: Recorded July 1979. Sheila Jordan(Voice), Harvie Swartz(B), Bob Moses(Ds) - 1. Tomorrow's Son 2. Gentle Thoughts 3. Poem For No. 15 4. The Zoo 5. Deep Tango 6. Life's Backward Glance Ecstacy: Recorded November 1974. - 1. Silver 2. Prelude In G 3. Ulla 4. Thoughts Of A Gentleman - The Saga Of Harrison Crabfeathers 5. Life's Backward Grance

(08/11/22)Ecstacy(ECM 1058)’74年、Motility(ECM 1094)’77年(未CD化)、Playground(ECM 1159)’79年(未CD化)を3枚組BOXで再発しました。Ecstacyは再CD化のため割愛します。タイトル曲は5曲目とPlaygroundの6曲目で、フリーで耽美なピアノです。Motilityは普通のクァルテット編成ですが、耽美的で美しい演奏と、活発で先鋭的な演奏、8ビート、サンバなどさまざま。後におなじみの2曲目もあり、アップテンポの4ビートの6曲目。このCDの3、8曲目のみハーヴィー・シュワルツ作曲、残りの曲は3枚ともにスティーヴ・キューン作曲。Playgroundはヴォイスもあるトリオで、厳かさやエキゾチックな感じもあり。繊細さはこのCDも少し強めですが、4ビートの部分も(2曲目後半)。Motilityにもある「Deep Tango」がここにも。

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