Ivory/今井美樹
以前はブログ「インプレッションズ」でJ-POPの紹介をやっていたのですが、そこは音楽のことを書くことをやめてしまったので、J-POPもこちらで取り上げることにします。今日紹介するアルバムは新譜ではありませんが。
「Ivory/今井美樹(Vo)」(’89年)(Forlife) - 1.夏を重ねて 2.とっておきの朝を 3.ポールポジション 4.彼女とTip On Duo 5.オレンジの河 6.キスより 吐息より 7.野生の風(Album Version) 8.Boogie-Woogie Lonesome High-Heel 9.ふたりでスプラッシュ 10.空に近い週末 11.elfin 12.地上に降りるまでの海 13.ひとりでX'mas 14.瞳がほほえむから(Album Version)
自分の音楽歴は、大学を卒業した22歳を境にジャズを聴きはじめ、CDプレイヤーも購入したので、それ(’83年)以前とそれ以後に大きく分かれます。それにまたがるように’88年頃までサラリーマンをしながらたまにバンド活動をやってましたし。
それ以前はポップスやフュージョン(クロスオーヴァー)も聴いていましたけれど、どちらかというとニューミュージック(今で言うJ-POP)の方が多かったです。バンドもフュージョン系よりはニューミュージック系で誘われることの方が多かったです。
さて、「それ」以後でいちばん影響を受けたJ-POPのアルバムは何だったか、と考えると、おそらく「Ivory/今井美樹」(’89年)だったと思います。これはベスト盤なんですけど。ちょっと古いかな。
ポップスでも学生時代はポール・サイモン、マイケル・フランクスやスティーヴン・ビショップなどを好んで聴いていて、それで大人の香りとフュージョンに近い構成とバックバンドの今井美樹を好きだったのでしょう。ロックギターギンギンのZardあたりはヴォーカルは良くてもサウンドは苦手でした。
うちの奥さんが嫁入り時に持ってきた今井美樹のアルバムと、自分の持っていたアルバムを合わせて、足りないものは買って、ということをやって、しばらく追いかけてきました。その後布袋と一緒になった頃から何だか違うな、と思うようになって、フォーライフ時代に購入をストップ。その後ワーナー、東芝EMIと移っていきましたが、東芝EMIに移籍後でアルバムをCCCDで発売するようになってからは買いたくても買わない状況でした。
昨日と今朝も「Ivory」をかけてました。CDが古いので音圧がちょっと低いですが、まさに自分にジャストフィット。当時もベースをシンセサイザーで演奏するということはあったですけど、今の打ち込みサウンドはあまり好きではないですし。自分の演奏遍歴やその後ジャズばかりを聴くようになったのでJ-POPに関する感性はこのあたりで止まっているような気もしてます。
その彼女も、今通販を見てみたら、初期のフォーライフで出ていたアルバムは廃盤が多くなっていますね。ホント、今は昔です。
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コメント
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遅いコメントですみません。私もこの時代の一連の作品、大好きでした。やっぱり、今のご主人のプロデュースになってからはちょっと、、、、。当時は作家陣の仕事とか奏者のプレイとかプロデュースとか、色々な事柄がうまく噛み合っていたんでしょうか。懐かしい一枚です。
投稿: 猫ケーキ | 2008/10/11 22:26
>猫ケーキさん
このアルバムと「Ivory II」と甲乙つけがたい部分もあるのですが、出会った時のインパクトの大きさでこちらにしました。
何と言うか、フュージョン好きなニューミュージックファンの心をくすぐるような曲であり、サウンドだったのでしょうね。それがライヴや後々ベストで発売されるたびに歌い継がれていくことになると。
その後はちょっと離れてしまいましたが、最近のアルバムもけっこういいなあ、と思いはじめてます。
投稿: 工藤 | 2008/10/11 22:53
布袋さんの…からは
やはり同じ気持ちです。恐らくかなりの皆さん思っている様子でした。
しばらく
辛抱強く暖かくまっていた所、マイルストーンやピアノアルバムが発売されました。
個人的にはうれしいです。文章をよんでいたら、これから少しずつ、今井さんらしい曲を発表してくれそうかなと思いました。
投稿: うさぎ | 2009/02/18 05:02
>うさぎさん
はじめまして、かな?
私の場合ロック的なサウンドよりも、初期のフュージョン的なバックのサウンドが好きだったので、布袋さん以前の音が好きだったからでもあります。
その後東芝EMI時代にCCCDなるものが出てきて、それがいやで買わなかったということもありますが。
比較的最近、ピアノとのデュオアルバムも出て、それがけっこうお気に入りです。
投稿: 工藤 | 2009/02/18 10:00