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2008/04/02

Rabo De Nube/Charles Lloyd Quartet

2053
ECMのアルバムがやっと1枚届きました。3月上旬には発売されていたのですけど、注文の組み合わせの関係上、届いたのが昨日でした。このアルバム、メンバーが非常に興味深くてスピリチュアルな感じが強い曲もあったり、けっこうフリー度の高い曲もあります。すんなりノレるというわけではないのですが、こういう方面のサウンドが好きな人は、思わず「最高!」と言ってしまうかもしれません。各メンバーの技量も、奥が深そうです。ECMのアルバムにしては盛り上がり度も高め、という点で、より一般的かな、とも思います。それでもやや聴く人を選びそうなので、聴くのは自己責任で、というのをお願いしたいですけど、私は良かったでした。


Rabo De Nube/Charles Lloyd(Ts, Afl, Tarogato) Quartet(ECM 2053)(輸入盤) - Recorded April 24, 2007. Jason Moran(P), Rewben Rogers(B), Eric Harland(Ds, Per) - 1. Prometheus 2. Migration Of Spirit 3. Booker's Gerden 4. Ramanujan 5. La Colline De Monk 6. Sweet Georgia Bright 7. Rabo De Nube

(08/04/02)ラストの曲以外はチャールス・ロイド作曲。興味深いメンバーでのライヴ。ECMらしからぬ、元気のある部分もあります。出だしだけゆったりで、あとはアグレッシヴなフリーに極めて近い緊張感のあるアプローチで緩急も大きく、変幻自在に進んでいく1曲目、哀愁が強く、しっとりと流れていく精神性の高いバラードの後に中盤でやや山のある2曲目、地に足をつけたような重いバラードから、ファンク的なリズムに移り盛り上がる3曲目、エスニックな味わいの高いサウンドで縦横無尽にフレーズが舞い飛んでいる4曲目、ピアノとのデュオでタイトルのようにセロニアス・モンクの雰囲気を醸し出す5曲目、アップテンポになり明るめでかつ自由なサウンド、リズムのソロもある6曲目、淡い乾いたボッサを静かに演ずる7曲目。

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コメント

こちらからもTBさせていただきました。

若手の共演者たちのエキスをたっぷりと吸っているためか、ロイドのプレイは老いるどころかますます瑞々しさを醸し出してますね。
前作も素晴らしかったのですが、本作もそれに匹敵するぐらいに素晴らしかったです。
ただ録音がECMにしてはいまいち音の鮮度にかけるのが気になりました。

>naryさん

TBありがとうございます。

ライヴでこれだけの演奏ができるとはすごいです。また、この臨場感はライヴならではなのかもしれませんが。良かったです。

音に関しては、ECMではあまり聞いたことのない人がエンジニアでクレジットされていたようですが、個人的には、まあ音はライヴだとこんなものかな、とあまり気にはなりませんでした。

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