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2007/12/08

今年(’07年)のジャズCD私的ベスト3

Michaelpilg Johnthismeets Patquartet 毎年今頃になると聴いた中での私的ベスト3を決めるのですが、今年のジャズCDではかなり予想通りというか、平凡(?)なものになってしまいました。

 

1.聖地への旅/マイケル・ブレッカー(Ts)(EmArcy)
Pilgrimage/Michael Brecker(Ts, EWI)(EmArcy) - Recorded August 2006. Pat Metheny(G), Herbie Hancock(P on 1, 5, 8-9), Brad Mehldau(P on 2-4, 6-7), John Patitucci(B), Jack DeJohnette(Ds) - 1. The Mean Time 2. Five Months From Midnight 3. Anagram 4. Tumbleweed 5. When Can I Kiss You Again? 6. Cardinal Rule 7. Half Moon Lane 8. Loose Threads 9. Pilgrimage

邦題「聖地への旅」。全曲マイケル・ブレッカーの作曲。スゴいメンバーで、ピアノは交替で参加。精神性か、ハードな部分もありますが、最高の音。アップテンポで目まぐるしく変化していくメロディとアドリブが一筋縄ではいかない複雑な1曲目、薄暮系のやや淡いサウンドで5拍子系を含んだ進行の2曲目、タイトルのようにリズムもサウンドも目くらましにあったかのような変幻自在の3曲目、ファンク的なビートに乗っかってソロが動きまわる4曲目、美しいゆったりとしたバラードで盛り上がりもある5曲目、勢いも浮遊感も併せ持つメロディとビートの6曲目、淡色系のサウンドとノリの良さ、やや起伏のある7曲目、ジャズロック系のリズムと浮遊感もあり、盛り上がる各楽器の8曲目、研ぎ澄まされたサウンドを持つタイトル曲の9曲目。(07年5月16日発売)

 

2.ディス・ミーツ・ザット/ジョン・スコフィールド(G)(EmArcy)
This Meets That/John Scofield(G)(EmArcy) - Recorded September 2006, April and May 2007. Steve Swallow(B), Bill Stewart(Ds), Roger Rosenberg(Bs, Bcl), Lawrence Feldman(Ts, Fl), Jim Pugh(Tb), John Swana(Tp, Flh), Bill Frisell(Tremolo-G on 6) - 1. The Low Road 2. Down D 3. Strangeness In The Night 4. Heck Of A Job 5. Behind Closed Doors 6. House Of The Rising Sun 7. Shoe Dog 8. Memorette 9. Trio Blues 10. Pretty Out 11. I Can't Get No Satisfaction 12. Better New Tune

ジョン・スコフィールド作は全12曲中(12曲目はボーナス・トラック)9曲(1-4、7-10、12曲目)。「アンルート」の時と同じトリオで、安定していてかつスリリング。小編成のホーン・セクションが加わる内容で、ジョン・スコ節のギターがけっこう楽しめます。彼のアレンジのホーン・セクションはソロはないですが、アレンジもやや淡いサウンドでいい感じ。アヴァンギャルドな風味を持つ曲、明るい牧歌的な曲、渋い曲などいろいろ。3曲目では4ビートも出てきたりしますが、普通の4ビートジャズにならないで変幻自在に動くのは見事。5曲目のようにトリオだけの演奏も。6曲目のトラディショナル「朝日の当たる家」ではビル・フリゼールも参加してスピーディ、かつ渋い演奏。9曲目はアップテンポの現代ブルース、11曲目はスタンダード。(07年9月5日発売)

 

3.クァルテット/パット・メセニー(G)/ブラッド・メルドー(P)(Nonesuch)
Quartet/Pat Metheny(G)/Brad Mehldau(P)(Nonesuch)(輸入盤) - Recorded December 2005. Larry Grenadier(B), Jeff Ballard(Ds) - 1. A Night Away 2. The Sound Of Water 3. Fear And Trembling 4. Don't Wait 5. Towards The Light 6. Long Before 7. En La Tierra Que No Olivida 8. Santa Cruz Slacker 9. Secret Beach 10. Silent Movie 11. Marta's Theme (from "Passagio Per Il Paradiso")

(07/03/20)2、4、6、11曲目がデュオ、1曲目が2人の共作、2、4-7、10-11曲目がパット・メセニー作、3、8-9曲目がブラッド・メルドー作。3分の2をクァルテットが占めるので、ノリは割といいと思います。ただ、このメンバーなので4ビート・ジャズにはなりません。しっとりした曲もあり。1曲目で16ビート的な展開をしていて、そこから起伏のある組曲を聴いている感じで進んでいきます。2人を中心に、4人のコンビネーションもなかなか見事。パットはさまざまな種類のギターを使っていて、彼のグループのような気がすることもありますが、メルドー度も高く、やっぱりこのメンバーだよねと思わせるところがなかなか。デュオの曲は2人の繊細なやり取りがここでも聴けます。アヴァンギャルドまたはメカニカルなフレーズも少し。

次点として「マイグレーション/アントニオ・サンチェス」(Cam Jazz)、「タイム・コントロール/上原ひろみ」(Telarc Jazz)あたりがインパクトがありました。上原ひろみは過去に何回かベスト3に登場しているのと、上位3作品が先に埋まってしまったので、という結果です。

また、チック・コリアの12月19日に出るBOXセットが気になるところですが、バラ売りとの兼ね合いで、ちょっと販売方法に問題あり、ということと、限定盤で値段も高く買いづらいということで、それを待たずの発表です。

来年も良いアルバムに出会えるといいな、と思います。

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コメント

平凡な選択とは言えど、突出して強力なアルバムだったのでしかたないんじゃないかなぁと思います。

Breckerは私も同じく1位にするでしょう。他は・・・

いろいろ考えると、眠れなくなるので(^^;;

>oza。さん

今年はあまり迷わずに3枚、決めてしまいました。これが5枚、10枚となってくると個性的なセレクトになるのかもしれませんが、枚数が増えると選ぶのに苦労するので(笑)。

でも純粋な4ビート路線かというと、ちょっと違うようなセレクトかもです。

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