Tuki/Miki N'Doye
今日のアルバム、いちおうジャズのカテゴリーには入れましたけれど、北欧のミュージシャンも入ってはいるものの、いわゆるジャズ的な要素はなく、基本的にはアフリカの民族音楽的な要素がかなり強いです。そこにパターン的にミニマル・ミュージックの要素が入っているのかな、と思いました。陽気なサウンドですが、反復が心地よく、一度は途中から聴きながら寝てしまったくらいです。ECMでは、過去もこういうアルバム、なかったわけではないですが、けっこう異色なアルバムです。
Tuki/Miki N'Doye(Karimba, Tamma, M'balax, Bongo, Vo)(ECM 1971)(輸入盤) - Recorded 2003-2005. Jon Balke(Key, Prepared P), Per Jorgensen(Tp, Vo), Helge-Andreas Norbakken(Per), Aulay Sosseh, Lie Jallow(Vo) - 1. Intro 2. Jahlena 3. Loharbye 4. Kokonum 5. Rubato 6. Dunya 7. Tuki 8. Kalimba 6 9. Tonya 10. Osa Yambe 11. Box 12. Me 13. Ending
(06/08/13)全曲Miki N'Doyeの作曲。明るいアフリカンな香りを漂わせながら、素朴でもミニマルな雰囲気のアルバム。北欧のミュージシャンも参加しているけれど、ここにあるのはアフリカの暑さで、それに彩りを添えるような演奏をしています。いろいろな楽器がありますが、カリンバの素朴な音程が懐かしさを呼びおこします。2曲目はおそらくカリンバにヴォーカルやパーカッション、キーポードが絡む構図で、ECMには珍しく温かみがあります。カリンバのパターンに合わせて他のソロ楽器やヴォーカルがメロディを奏でる4曲目、やや盛り上がりはあるものの、カリンバがミニマルミュージックのように刺さってくるタイトル曲の7曲目など。8-9曲目あたりのパーカッションも印象的です。一定のパターンで安心と眠気を誘います。
« Drumonk/Lorenzo Tucci | トップページ | The Impulse Years, 1973-1974/Keith Jarrett »
「音楽」カテゴリの記事
- 1月28日(土)、大阪中津の Vi-code で16時からライヴをやります(2023.01.24)
「ECMレーベル」カテゴリの記事
- Pier Paolo Pasolini/Land Der Arbeit/Christian Reiner(2022.12.10)
- Tonu Korvits/Robert Schumann/Edvard Grieg/Duo Gazzana(2022.11.27)
- The Recordings/Meredith Monk(2022.11.28)
- Affirmation/Arild Andersen Group(2022.11.19)
「ジャズ」カテゴリの記事
「ECM1951-2000番」カテゴリの記事
- Andras Schiff/Ludwig Van Beethoven/The Piano Sonatas(2016.11.30)
- Elegy Of The Uprooting/Eleni Karaindrou(2007.07.30)
- L'imparfait Des Langues/Louis Sclavis(2007.07.31)
- The Spaces In Between/John Surman(2007.08.01)
- Luys De Narvaez/Musica Del Delphin/Pablo Marquez(2007.08.02)
« Drumonk/Lorenzo Tucci | トップページ | The Impulse Years, 1973-1974/Keith Jarrett »
コメント