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2007/08/11

Drumonk/Lorenzo Tucci

Drumonk
いつも追っかけミュージシャン関連買いをしている私にとって、あまりなじみのないプレイヤーなのですが、モンク特集だということ、まわりの人たちの評価が良かったこと、そしてピアノレス・トリオという編成も割と自分の好みだったことなどがあげられます。セロニアス・モンクの曲がほとんどを占めているので、おなじみのテーマばかり。個人的にはモンク本人の演奏よりも他の人がモンクの曲を取り上げているのが好きだったりします。このアルバムはドラマーのリーダー作で、彼が自己主張を十分していて飽きないし、珍しいトランペット・トリオですが自由度も高く、しかもメロディアスの方に振れているので、落ち着いて聴けました。ヘヴィー・ローテーションになりそう。


Drumonk/Lorenzo Tucci(Ds)(V.V.J.)(輸入盤) - Recorded November 9, 2006. Fabrizio Bosso(Tp, Flh, Electronics), Pietro Ciancaglini(B) - 1. Green Chimneys 2. Tea For Two 3. Hackensack 4. Rhythm-A-Ning 5. Evidence 6. Ask Me Now 7. Bemsha Swing 8. Straight No Chaser 9. Friday The 13th 10. Nutty

(07/08/11)2曲目のみスタンダードで、残りは全部セロニアス・モンクの曲。ドラマーがリーダーで、しかもピアノレスのトランペットトリオですが、これがなかなかいい。おなじみのメロディが連続することも飽きない理由ですが、変化に富んだドラミングがけっこう凝っていて存在感があり、これまた飽きさせません。テーマ周辺やアドリブは比較的メロディアスで、4ビートやラテン・ビートの部分も一部にあり、割と自由に展開していく場面があるという感じ。ピアノがなくても、モンクっぽさはけっこう出ていると思います。逆にスペースがあって自由に表現しています。2曲目はトランペットにエフェクターをかけてちょっとユーモラスに、そして突然の盛り上がり。でも最初の曲から最後までうまくつながっています。4曲目は8分の7拍子ラテン。

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コメント

こちらからもTBさせていただきました。

>個人的にはモンク本人の演奏よりも他の人がモンクの曲を取り上げているのが好きだったりします。

これは私も同様です。
初めてモンクを聴いた時にはピアノのヘタさ加減がどうにも好きになれなかったのですが、その印象は今もあまり変わりません。
でも彼の楽曲は素晴らしい!
現在においても全然色あせていないというか、全く古さを感じません。
ピアニストとしてのモンクは認めませんが、コンポーザーとしての部分はもう崇拝しているといっていいほどに尊敬しています。
また本作でのモンク曲の解釈も素晴らしいですね。

>naryさん

TBどうもありがとうございます。

私も昔はモンクのアルバムを集めていたのですが、ある時期に、一部を残して処分してしまいました。ちょっともったいなかったかなとも思いますが、やっぱり「曲が好き」派ですね。他人の演奏でやってくれるとうれしいですもんね。

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