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2007/07/05

Passing Images/Frode Haltli

1913 これはNew Seriesではないので、クラシックではない、というだけで、編成はアコーディオン、トランペット、ヴィオラ、ヴォイスという何とも風変わりな編成です。当然、インプロヴィゼーションはあるだろうけれども、いわゆるジャズ色はなし。だからレーベル買いをしている人でなければ、なかなか手がつけにくいのではないだろうか、とも思います。ある種のヒーリング・ミュージックのように聴こえる曲もあれば、ちょっとアヴァンギャルドのタッチの演奏もありで、そこがECMらしいところかも。ただ、総じて緩やかに低音楽器がなく流れていくので、聴く人を選ぶアルバムになろうかと思います。

 

Passing Images/Frode Haltli(Accordion)(ECM 1913)(輸入盤) - Recorded December 2004. Arve Henriksen(Tp), Garth Knox(Viola), Maja Solveig Kjelstrup Ratkje(Voice) - 1. Psalm 2. Inter 3. The Letter 4. Lude 5. Vandring 6. Pre 7. Jag Haver Ingen Karare 8. Lyrisk Vals 9. Passing Images 10. Vals

(07/03/06)参加メンバーのインプロヴィゼーションやトラディショナルもありますが、半分強はFrode Haltliの作曲(1、3、5-6、8、10曲目)。参加メンバーに低音楽器やパーカッション関係がなく、クラシックのようにゆるゆると切ない哀愁のある北欧的なサウンドが続きます。東洋的な感触も少し。2、4曲目では楽器を叩く音があるけれども、あとは総じて、音的に高めの部分が静寂の中を流れていく感じの、ちょっと間違えればヒーリング・ミュージックか、それよりは硬質な世界が漂っています。どの曲がどうかというよりは、流れにまかせて各曲のサウンドカラーの微妙な違いを楽しんだり、聴き流したりしていくのがいいのかも。それでも4曲目はけっこうアヴァンギャルドな世界。タイトル曲の9曲目もスペイシーでミステリアス。

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