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2007/07/07

Le Voyage De Sahar/Anouar Brahem

1915 このアルバムもけっこうマイナーな方なので、うれしいと言えばうれしいのですけれど、他に輸入盤でしか発売されなかった新譜の未聴盤が3枚、5月末で発売予定だった輸入盤のNew Seriesが3枚と、結局ECMを追いかけるものはECMから逃れられないのね(笑)、と思います。今回はチュニジア出身のウード奏者とフランスのミュージシャン2人で計3人の音楽。曲調はアヌアル・ブラヒム主導ですが、なかなか味わい深い世界です。

 

Le Voyage De Sahar/Anouar Brahem(Oud)(ECM 1915) - Recorded February 2005. Francois Couturier(P), Jean-Louis Matinier(Accordion) - 1. Sur Le Fleuve 2. Le Voyage De Sahar 3. L'aube 4. Vague/E La Nave Va 5. Les Jardins De Ziryab 6. Nuba 7. La Chambre 8. Cordoba 9. Halfaouine 10. La Chambre, Var. 11. Zarabanda 12. Ete Andalous 13. Vague, Var.

邦題「サハールの旅」。全曲アヌアル・ブラヒムの作曲。楽器編成がフレンチ寄りで特殊なトリオということもありますが、エスニックとフレンチが混ざるやや薄暗い世界が展開しています。ややエスニックが勝っている感じ。淡々とした曲が多く、そのエスノチックな1曲目の出だしから、異国の地にての映画の音楽を想起させるような、不思議な感覚が漂います。哀愁の非常に強いメロディラインを持っているタイトル曲の2曲目が方向を決定付けているような気も。その後も濃淡をつけながら薄暮の世界は変わらずに、ゆっくりと淡々とした味付けで進んでいきます。そんな中で5、11曲目はやや明るいといえば明るめか。ちなみに7曲目の変奏曲が10曲目、4曲目前半の変奏曲が13曲目。通して聴くタイプのアルバムと思います。(06年4月19日発売)

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