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2007/06/15

The Ground/Tord Gustavsen Trio

1892
ECMのアルバムというのはある意味とっつきにくいものが多いのですが、このアルバムに関しては、全体的にゆっくりなペースながらも、分かりやすい美旋律ですごくひきつけられるものがありました。何とこのアルバム、ノルウェーのポップチャート(ジャズチャートではなく)の上位の方まで行ったそうです。もちろん、そこにあるのはオースドックスな4ビートではなくて、ECMらしい流れるようなビートだったりするのですが、やはり北欧のピアニスト、エルゲ・リエンを想像させるものの、もっと分かりやすいピアニストではないかな、と思います。これなら真っ当なピアノ・トリオ・ファンにもオススメできるかな、と思って、今繰り返し聴いています。


The Ground/Tord Gustavsen(P) Trio(ECM 1892) - Recorded January 2004. Harald Johnsen(B), Jarle Vespestad(Ds) - 1. Tears Transforming 2. Being There 3. Twins 4. Curtains Aside 5. Colours Of Mercy 6. Sentiment 7. Kneeling Down 8. Reach Out And Touch It 9. Edges Of Happiness 10. Interlude 11. Token Of Tango 12. The Ground

全曲トルド・グスタフセンの作曲。北欧のピアノ・トリオらしい演奏ですが、ゆっくりで分かりやすいしっとりとした美旋律で、多くの人に好まれそう。心に入る優しいメロディでせまってくる1曲目から、そのサウンドの虜に。ゆったりと地についたテンポで哀愁を心に染み込ませる2曲目、流れていく短調の調べが印象的な3曲目、エキゾチックな表情を見せて冷たいままに情熱を見せる4曲目、やや明るめの表情をしたバラードの5曲目、語りかけから中盤徐々に盛り上がる6曲目、寒色系の中にほのかな橙色が見えるような7曲目、切なさで語りかけてくる8曲目、スローだけれどもブルースも少々感じる9曲目、ソロピアノでの小品の10曲目、スローなタンゴと言えなくもない11曲目、やや明るく包み込むようなタイトル曲の12曲目。(05年2月23日発売)

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