Playin' Hooky/Bob James
ボブ・ジェームス旧譜コメント手直し聴き9日目。ボブ・ジェームスは’88年から’97年あたりまでの作品を今回聴き直してきたわけだけれども、このあたりって買ってはいるけれどもあまり聴いてなかった時期で、新たな発見もあったし、打ち込みの作品も多かったです。やっぱり以前CTIとCBSソニーから出ていた12枚目のリーダー作(’84年)あたりまでが自分の感受性とマッチする作品が多かったのかな、とも思わせます。ですので印象的には今回のアルバムもあまり強くはなかったですが、ただ、このあたりの音楽ってBGM的に聴いてもいいし、ジャマにならないので。そういう面ではなかなか売れてはいたのでは、と思わせる面もありますね。
Playin' Hooky/Bob James(Key)(Warner Bros.) - Released 1997. Steve Gadd(Ds), James Genus(B), Fareed Haque(G), Dave Samuels(Vib), Cyro Baptista(Per), Emedin Rivera(Per), Lenny Castro(Per), Boney James(Ts), Chris Walker(B), Chuck Loab(G), Nathan East(B), Nick Moroch(G), Billy Kilson(Ds), Hilary James(Vo), Rick Braun(Tp, Flh), etc. - 1. Playing With Fire 2. Mind games 3. The River Returns 4. Organza 5. Hook, Line & Sinker 6. Glass Hearts 7. Night Sky 8. Do It Again 9. Love Is Where 10. Are You Ready
10曲中7曲がボブ・ジェームス作または共作。どの曲もメロディアスですが、打ち込みのサウンドも多そう。聴きやすいけれど、冒険的なピアノソロも一部にあり、アレンジも面白い。ショパンのエチュードがベースになっていて変幻自在の展開をする1曲目、ホーンを生かした打ち込み系のスムースジャズの2曲目、やや静かで浮遊感もある懐かしいメロディの3曲目、ややしっとりめで淡々とメロディを綴るこうはんゆったりファンクの4曲目、これまたホーンが生きるフュージョンの5曲目、映画音楽を聴いているような雰囲気の6曲目、やや落ち着いたメロディでゆるいファンクの7曲目、打ち込みでヴォーカル入りのガーシュイン作の8曲目、やや中間色的ながらゴキゲンなノリのある9曲目、静かなバラードで少し盛り上がる10曲目。
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