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2007/06/22

On The Verge/Adonis Rose

1294_2
Criss Crossレーベル新譜聴き4日目で、これでひと区切り。今回は4枚の発売だったけれど、リーダーが今ひとつ地味な印象もありましたがどれもサイドに参加のミュージシャンが目立っていて引き立ててくれて、結果としてどのアルバムも良い印象を持ちました。ここのアドニス・ローズはレーベル3枚目ですが、いつもニコラス・ペイトンが参加しているのがミソ。でも、今回はあまり目立っていなかったかなあと思います。ソロはそれぞれ並列しているようで、なおかつ個性的、という感じではありました。ドラマーとしては主人公で叩いている曲もあれば、トータルとして曲を表現しているものもあって、バランスは取れているような気がします。


On The Verge/Adonis Rose(Ds)(Criss Cross 1294)(輸入盤) - Recorded October 29, 2003. Nicholas Payton(Tp), Tim Warfield(Ts, Ss), Warren Wplf(Vib), Aaron Goldberg(P), Reuben Rogers(B) - 1. Robin In Pink 1 2. Liyah's Blues 3. Lies In Beauty 4. Shed 5. Gingerbread Boy 6. Robin In Pink 2 7. On The Verge 8. Shades Of Light

(07/06/17)Adonis Rose作は4曲(1-2、6-7曲目)で、メンバーの曲も2曲(3-4曲目)。メンバーも個性的な人選なので、ソロもそれぞれ個性的です。彼自身の作曲のテイク違いの1、6曲目では、ややモーダルで気だるそうな感じの曲がミディアムのテンポといい、浮遊感といい、都会的ながらもゆったりした雰囲気で聴かせます。と思うと、やや複雑なテーマかつ元気なアップテンポのブルースで力強い曲の2曲目、しっとりと切なく聴かせてくれるバラードの3曲目、マイナー哀愁調の味を持つ5拍子の4曲目、急速調でスリリングなテーマと、落ち着いたり速かったりとテンポが変わるソロの部分を持つ5曲目、驀進するような勢いのある、後半ドラムソロも満載のタイトル曲の7曲目、ボッサ調のミディアムでメロディアスな8曲目。

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コメント

こちらからもTBさせていただきました。

ニコラス・ペイトンはアドニス・ローズのボス的な立場にあると思うのですが、言われてみると今回はあまり目だってないというか、彼自身年々丸くなって来ていて、デビューの頃のようながむしゃらさが失われてきているような気がしますね。
本作のフリューゲルホーンのようなまろやかなサウンドにはビックリしました。

>naryさん

TBありがとうございます。

このアルバム、出るところと抑えるところとバランスが取れていて良かった感じです。ドラマーとしても、いろいろ表現したかったのかなあ、という雰囲気が伝わってくるアルバムでした。

確かにニコラス・ペイトン、俺が俺がという感じではなかったですよね。

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