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2007/06/19

Neighbourhood/Manu Katche

1896 ECMから意外なミュージシャンがリーダー作を出しました。ヤン・ガルバレクとの共演歴があるとは言え、ロックのミュージシャンとの交流がずっと多かったはず。ある意味、ドラマーにとってしんどいECMレーベルからの発売。でも、比較的静かな曲が多いのですが、全曲マヌ・カッチェの作曲で、作曲者としてのオレを見てくれ、ということなのでしょうか。控えめながらドラムスも非凡な感じはします。ただ、参加メンバーはすごいけれど、クインテットでの演奏は半分もなく、2管のうちどちらかが参加している曲が目立ちます。まあ、2管でバリバリと演奏するようなタイプの曲ではないので、これはこれで自然な参加形態だとは思いますが。

 

Neighbourhood/Manu Katche(Ds, Per)(ECM 1896) - Recorded March and November 2004. Tomasz Stanko(Tp), Jan Garbarek(Sax), Marcin Wasilewski(P), Slawomir Kurkiewicz(B) - 1. November 99 2. Number One 3. Lullaby 4. Good Influence 5. February Sun 6. No Rush 7. Lovely Walk 8. Take Off And Land 9. Miles Away 10. Rose

全曲マヌ・カッチェの作曲。ECMらしく平坦なファンクといった感じの曲が続きますが、ドラムスの非凡さがうかがえます。スゴいメンバー。一発モノでピアノの哀愁漂うメロディと淡々としたリズムが印象的な1曲目、ややアップテンポでやはりマイナー系のサックスの存在感がある2曲目、やや静かになりコードのある進行でトランペットが語りかける3曲目、2管でゆったりしつつ叙情的でリズムも感じる4曲目、曇天の中に太陽が遠く垣間見えるようなバラードの5曲目、8分の7拍子が基調のややアップテンポな6曲目、2管でややスリリングでドラマチックな展開を見せる7曲目、16ビートでけっこうファンクしている8曲目、ゆったりめの8分の6拍子でトランペットがアグレッシヴな9曲目、印象的なはっきりしたメロディの10曲目。(05年10月19日発売)

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