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2007/06/24

A Year From Easter/Christian Wallumrod Ensemble

1901 今日のアルバムは、このミュージシャンでははじめて国内盤になったと記憶していますが、よくぞ国内盤にしてくれました、というくらいにマニアックかもしれません。というのもやはりジャズ的な内容というよりは、ジャズ、北欧音楽、ワールド・ミュージック、クラシックその他様々な要因が入りつつ、ECMのバイアスがかなり強くかかったアルバムだからです。彼の作品はECMで3枚目なのですが、ヨーロッパではこういう需要もあるんでしょうね。だからECMの音楽が特に好き、という人でなければ、ジャズとしてこのアルバムを買うのはかなりの冒険になるのでは。それだけ聴く人を選ぶことになりそう。ただ、この異国情緒とゆったり感がいいんだよね、とも思いますが。

 

A Year From Easter/Christian Wallumrod Ensemble(P, Harmonium, Toy P)(ECM 1901) - Recorded September 2004. Nils Okland(Vln, Harganger Fiddle, Viola D'amore), Arve Henriksen(Tp), Per Oddvar Johanses(Ds) - 1. Arch Song 2. Eliasong 3. Stompin' At Gagarin 4. Wedding Postponed 5. Psalm 6. Unisono 7. Lichtblick 8. Horseshoe Waltz 9. A Year From Easter 10. Japanese Choral 11. Sketch 12. Eliasong 2 13. Neunacht 14. Two Years From Easter

全14曲中11曲がクリスティアン・ヴァルムルーの作曲。楽器のせいか作曲のせいか不思議なエキゾチックさを持ったサウンド。淡々とした異国情緒も交えた繰り返しの多い演奏を繰り広げる1、8曲目、ゆったりと異国情緒を奏でる2、12曲目、ピアノが軽く哀愁を奏でていく3曲目、ゆっくり歩いたり立ち止まりかけたりする4曲目、トラディショナルでバロック的な色合いのピアノでの5曲目、スペイシーにメロディを綴る6曲目、唯一持続音が中心のフリー・インプロヴィゼーションの7曲目、ヴァイオリンの持続音の後にピアノの語りかけも加わるタイトル曲の9曲目、あまり日本的な感じはしない10曲目、オクランド作曲のソロによる空間的な小品の11曲目、しっとりとしたメロディで語る13曲目、分厚いゆったり系の14曲目。(05年5月21日発売)

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