
ジョン・トロペイのアルバムは、これを含めビデオアーツから出た最近の3枚は持っていて、いつもスゴいメンバーと演奏しているなあ、という印象だったのですが、今回は10枚目ということもあって、共演者もさらに豪華だし、取り上げている曲もジャズ、ポップスなどで有名な曲が多いので、すぐ飛びついてしまいました。ジャンルとしてはフュージョンになってしまうのでしょうけど、「ジャイアント・ステップス」もやっていたり、腕利きのところを見せています。それにしても有名曲の数々。1曲目からスパイロ・ジャイラの曲が飛び出してきたり、3曲目は私の好きなポール・サイモンの曲で、これはスティーヴ・ガッドでなければ、という独特なリフ。売れセンということもありますが、なかなかいいアルバムに出会いました。
トロペイ10~ザ・タイム・イズ・ライト/ジョン・トロペイ(G)(Videoarts)
Tropea 10 - The TIme Is Right/John Tropea(G)(Videoatrs) - Recorded December 18-23, 206. Will Lee(B, Shaker), Steve Gadd(Ds), Leon Pendarvis(Org, Key), Chris Palmaro(Key), Don Harris(Tp), Brian Pareshi(Tp), Jens Wendelboe(Tb), Bill Harris(As), Joey Berkley(Ts), Rinnie Cuber(Bs), Anthony Jackson(B), Lou Marini(Ss, As, Ts), Hugh McCraken(G), Jillian Armsburry(Back Vo), Vivian Cherry(Back Vo), Vanese Thomas(Back Vo), Ann Sally(Vo), Crint De Ganon(Ds), Steve Cropper(G), John Tropea Jr(Key), Shawn Pelton(Ds), Russ De Fillipis(G), Rob Pararozzi(Harmonica), David Fink(B) - 1. Morning Dance 2. Mambo Inn 3. 50 Ways To Leave Your Lover 4. Giant Steps 5. Will You Love Me Tomorrow 6. Super Strut 7. Pandora's Box 8. The Cropper Way 9. La La Means I Love You 10. The Chant 11. Body And Soul
10枚目のリーダー作で、ジョン・トロペイの参加した作品や彼の作曲(8曲目)など、ポップス、ファンク系の曲が多く、彼の味のあるギターを楽しめます。メロディアスなフュージョンでブラスも入り軽快な1曲目、ノリの良いラテンと4ビートが繰り返しせまる2曲目、スティーヴ・ガッドのドラム・リフが独特なポール・サイモン作の3曲目、コルトレーン・チェンジを入れつつ、1発コードも混ぜ込んでスマートに勝負する4曲目、アン・サリーのヴォーカルが優しく語りかけるバラードの5、9曲目、ブラス入りのミディアム・ラテンで渋めの6曲目、弾むようなミステリアスなメロディとリズムが心地よい7曲目、ギタリスト、スティーヴ・クロッパーに捧げる曲で彼も起用した8曲目、速いユニゾンのパッセージがスゴい10曲目、スタンダードのバラードの11曲目。(07年4月18日発売)
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