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2007/04/09

Tribute To Lester/Art Ensemble Of Chicago

1808

アート・アンサンブル・オブ・シカゴのECMへの久しぶりの作品。レスター・ボウイが亡くなって、彼へのトリビュートで3人での登場ですが、音は全然寂しくなく、ただ、トランペットがそこにいないのが残念だなあ、と思いますけれども。変幻自在な演奏は健在で、1曲目は特にパーカッシヴな演奏がなかなか。4ビートもおりませたりしながらけっこう自由にやらせてもらっているのは、プロデューサーのマンフレート・アイヒャーが、このトリビュートの重要性について認識していたからだろうと思います。なので、意外にけっこう賑やかでも4ビートがあっても演奏を許したのではないかと。

 

Tribute To Lester/Art Ensemble Of Chicago(ECM 1808) - Recorded September 2001. Roscoe Mitchell(As. Ts, Ss, Sopranino Sax, Bass Sax, Fl, Whistles, Per), Malachi Favors Moghostut(B, Bells, Whistles, Gongs), Famoudou Don Moye(Ds, Congas, Bongos, Counsel Ds, Bells, Whistles, Gongs, Chimes) - 1. Sangaredi 2. Suite For Lester 3. Zero/Alternate Line 4. Tutankhamun 5. As Clear As The Sun 6. He Speaks To Me Often In Dreams

亡くなったレスター・ボウイへ捧げたアルバムで、ECMへの久しぶりの作品。ここでは3人編成での演奏です。1曲目はパーカッションの洪水の中を時おり響き、泳ぐ音、それが淡々と連なっています。2曲目は「レスター組曲」で、5分のうちサックス、次にクラシックっぽいフルートの優しいメロディー、後半はより低いバリトンサックスに持ち替えフォービートでメロディアスに。故レスター・ボウイ作との共作(?)のオーソドックスで渋いフォービートの3曲目、出だしバリトンサックスの重々しさが印象的なフォービートで、後半はソプラノサックスを吹きまくる4曲目。5-6曲目はおそらくフリー・インプロヴィゼーション。やはりソプラノサックスがずっと暴れまくる12分台の5曲目、再びパーカッション中心でせまる13分台の6曲目。(03年11月5日発売)

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