ボブ・ジェームスのバロック作品2枚
まだジャズの未聴盤はあるのだけれど、どうにも今朝は聴く気になれなくて。あっ、そうそう、ボブ・ジェームスのクラシック作品があったよねと、探し出して聴いたのが今日の午前中。せっかくなので、これのコメント直しをしながら聴いてからアップしようと思って、今日はこの2作品です。彼のジャズ(フュージョン)アルバムでも1曲クラシック作品のクロスオーヴァーのアレンジの入っているものが多いですけれど、今日のは音色こそシンセサイザーですが、中身は純バロック音楽と言っていいのかも。そういう意味ではけっこう珍しいアルバム。今でも手に入るのかどうか分かりませんが、時々思い出したように聴きたくなるのが、これらの2枚です。
Remeau/Bob James(Synth)(Sony) - Released 1984. 1. Fanfarinette 2. Gavotte & 6 Doubles 3-1. Manuette No,1 3-2. Menuete No.2 4. La Livri 5. Arlequinade 6-1. La Timide: Rondeau Gracieux 6-2. Rondeau 7. L'indiscrete 8. La Chasse 9-1. Les Niais De Sologne: 9-2. Double Des Niais No.1 9-3. Double Des Niais No.2 10. Les Soupirs 11. Air Pour Les Esclaves Africains 12. Les Triolets 13-1. Tambourin No.1 13-2. Tambourin No.2
クラシックのシンセサイザーアレンジ第1弾。ラモーは18世紀フランスのバロック音楽家。ジャズ色は一切ないので注意。いかにもシンセサイザーでアプローチしましたというトリッキーなフレーズもないかわりに、原音(?)に忠実というわけでもなく、自然な感じですが、あくまでもシンセサイザーのサウンドで奏でているというところが彼のねらいであり、個性なのかな、と思います。聴いているうちに、けっこういけるかも、という気になりました。
The Scarlatti Dialogues/Bob James(Key)(Sony) - Released 1988. - 1. Pastorale 2. Piuttosto Presto Che Allegro 3. Minuetto 4. Prestissimo 5. Andante Moderato 6. Fuga Del Gatto 7. Presto 8. Andante 9. Vivo 10. Allegro 11. Allegrissimo
クラシックのシンセサイザーアレンジ第2弾。スカルラッティは18世紀イタリアの作曲家。シンセサイザーを使いながらも、1作目より原曲に近いイメージのアルバムとなっているようです。ゆったりと落ち着いていて、メインの旋律を奏でるピアノ(の音を模したシンセサイザー?)と、ストリングスの組み合わせのような音使い。けっして奇をてらうことなく、オーソドックなバロック音楽のように語りかけてきます。こういうバロック音楽もいいです。
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