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2007/04/07

Dans La Nuit, Music For The Silent Movie By Charles Vanel/Louis Sclavis

1805

ルイ・スクラヴィスのリーダー作。無声映画にサウンドをつけたものということで、カラフルなサウンドになっています。楽器の構成はバックにヴァイオリン、チェロ、パーカッション(マリンバ)、アコーディオンということで、ジャズと言うよりは、クラシックに近いのか、それとも映画音楽のジャンルに入れた方がいいのか分かりませんけど、映画を想像しながら聴いている時もけっこう楽しいです。その分、アルバムで音楽を発表するという点では、少し洗練はされていないかもしれませんけど。彼の才能はいろいろなところを向いています。

 

Dans La Nuit, Music For The Silent Movie By Charles Vanel/Louis Sclavis(Cl)(ECM 1805) - Recorded October 2000. Dominique Pifarely(Vln), Vincent Courtois(Cello), Francois Merville(Per, Marimba), Jean Louis Matinier(Accordion) - 1. Dia Dia 2. Le Travail 3. Dans La Nuit 4. Fete Foraine 5. Retour De Noce 6. Mauvais Reve 7. Amour Et Beaute 8. L'accident Part 1 9. L'accident Part 2 10. Le Miroir 11. Dans La Nuit 12. Lafuite 13. La Peur Du Noir 14. Les 2 Visages 15. Dia Dia 16. Dans La Nuit

’30年代の無声映画にサウンドをつけたそうで、いわゆるジャズ色は少ないですが、その音は構築とインプロヴィゼーションの狭間にある感じ。楽器編成からも分かりますが、3曲目のタイトル曲のようにフレンチ音楽の香りを漂わせていたり、クラシック/現代音楽風であったり。でも、やっぱりフランスの「映画音楽」という感じ。メロディアスで、哀愁の漂う場面があるのがうれしいところ。大半がルイ・スクラヴィスのオリジナル。1、15曲目と3、11、16曲目(タイトル曲)はヴァリエーション。キッチリしたアレンジが心地よいです。10、12曲目はメンバー5人のフリー・インプロヴィゼーションのようですが、その緊張感のある感触は他の曲でも感じる事もあります。聴く人を選ぶアルバムかも しれません。(02年6月21日発売)

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