So Lucky/Noel Akchote
Winter&Winterレーベルを2日連続で。こちらのアルバムは国内盤でも2月18日に出ているのだけれど、輸入盤の方が安いため、輸入盤で購入。ノエル・アクショテというと、けっこうアヴァンギャルドなギタリストのイメージがあったのですが、ここではカイリー・ミノーグ集ということで、普通にフォーク・ギターやエレキ・ギターをメロディアスにポップな感じで弾いています。ただ、仕上がりがけっこうチープで(意識してやっているのだろうけれど)、私たちが昔テープにギターを2台重ねて多重録音したような、アマチュアライクな仕上がりになっています。だからこれを聴いて、金返せ~!と言う人も出てくるんじゃないでしょうか。私はというと、うーん、なのですが。ジャズらしさというのは、ありません。
So Lucky/Noel Akchote(G)(Winter & Winter910129-2)(輸入盤) - Recorded March 21-23, 2006. 1. Bittersweet Goodbye 2. Some Kind Of Bliss 3. My Secret Heart 4. Come Into My World 5. Red Blooded Woman 6. The Loco-Motion 7. Can't Get You Out Of My Head 8. Giving You Up 9. Confide In Me 10. Tears On My Pillow 11. Fragile 12. Slow 13. Tell Tale Signs 14. I Should Be So Lucky 15. Wouldn't Change A Thing 16. Turn It Into Love 17. Especially For You 18. Fever 19. I'll Still Be Loving You 20. The Crying Game
(03/03/26)全20曲を1時間弱でのエレクトリックとアコースティック・ギターのソロによる演奏。彼自身のオリジナルはなく、今までのアヴァンギャルドな要素は影をひそめて、オーソドックスにゆったりとした牧歌的なギターがずーっと続いていきます。オーヴァー・ダビングはしているようですが、まあ、普通のギターを延々と奏でているようで、アマチュアのラフな録音にも聴こえます。何とカイリー・ミノーグの楽曲集とのこと。なるほど、ポップなわけですね。ほのぼのとしたギターだけの演奏が20曲続くので、賛否両論はあろうかと。エレキギターも混ざったスペイシーで素朴なフォーク、カントリーというような位置付けのサウンドを淡々と奏でています。曲によっては哀愁満点の短調の曲もあります。でも、淡々とした色調は相変わらず。
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