Notefalls/Guy Klucevsek/Alan Bern
Winter&Winterレーベルの新譜2日目でひと区切り。この2人のメンバーでの録音はこのレーベルで過去にあるけれども、やはり2枚目ということでコメントの書き方に今回あまり熱が入ってないな(笑)と思います。何たってアコーディオンが2人での演奏、もしくはアコーディオンとピアノの演奏など、やっぱり大部分が組曲形式で工夫はされているけれども、もういいかな、という感じも少々します。研ぎ澄まされたカリスマ性というのがもう少し欲しいかなと思います。とは言いつつ、70分以上の23曲を、ずーっと聴いていましたけれど。CDジャケットで残念なのは、このレーベル、CDを挟む部分まで今まで紙製ということにこだわっていたのだけれど、CDを入れる部分にこのアルバムからプラスチックのCDを入れるところがついて、普通のデジパックと同じ構造になってしまったこと。
Notefalls/Guy Klucevsek(Accordion)/Alan Bern(accordion, P, etc)(Winter & Winter 910131-2)(輸入盤) - Recorded May 20-22, 2006. - Deep Blue C: 1. Part 1 2. Part 2 3. Don't Let The Boogie-Man Get You 4. Plain 'n' Fancy 5. March Of The Wild Turkey Hens 6. Desiccated Desert Desserts Sideways: 7. Swaying 8. Duet 9. Quartet 10. Slow Quartet 11. Turning/pendulum 12. Fast Duet 13. Crossing 14. Waltz 15. Final Quartet 16. Finale 17. Swaying Reprise Notefalls: A Musical Day Book: 18. Gathering 19. Valentine For B.B. 20. Satango 21. Pitch-Black (For M.M.) 22. Lily-White 23. The Silence
(07/03/26)組曲形式も多く、2人のうちのどちらかの作曲で、アコーディオン2台での演奏か、アコーディオンとピアノその他の楽器での演奏の組み合わせ。クァルテットのタイトルのついた曲もあるけれど、実際にはデュオでの演奏。変拍子や、インプロヴィゼーションらしきものもみられますが、サウンドからするといわゆるジャズ度という点ではかなり低い感じです。温度感を低くするとECMにもなるような、このままでも民族的な哀愁を感じる音楽にもなるような、不思議なサウンドを持っています。ピアノが入るとクラシックにも近そうだし。変化に富んではいるけれども、やっぱりジャズの中心からかなり外れた辺境系で23曲もの曲が繰り出されていきます。アコーディオンという楽器の特質か、ほんのりと温かい雰囲気の仕上がり。
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