
昨年12月に買っておきながら、何度か聴きましたけれど、やっとアップできたCD。何度か聴いたというのは、けっこうこのアルバム、ジョー・ザヴィヌル色がそのまま出ている上に、ビッグ・バンドのアレンジやソロが秀逸というか、融合感があって、仕上がりが素晴らしいライヴになっているんですね。そういう意味では、こういう編成が嫌いでない方には聴いて欲しいアルバムではあります。ヴィクター・ベイリーやアレックス・アクーニャも参加しているので、悪かろうはずはありません。しかも有名な曲が多い。ウェザー・リポート・ファンにはうってつけかも。ただ、あくまでもオリジナル重視の方にはどうかな、とは思いますが、それでもあまり違和感なくて聴けると思いますよ。
Brown Street/Joe Zawinul(Key, Vocoder)(Intuition)(輸入盤) - Recorded October 2005. Alex Acuna(Per), Victor Bailey(B), Nathaniel Townsley(Ds), The WDR Big Band Koln: Paul Shigihara(G), Andy Hoderer(Tp, Flh), Kenny Rampton(Tp, Flh), Rob Bruynen(Tp, Flh), Klaus Osterloh(Tp, Flh), John Marshall(Tp, Flh), Ludwig Nuss(Tb), Dave Horler(Tb), Bernt Laukamp(Tb), Mattis Cederberg(Btb, Tuba), Heiner Wiberny(As, Ss, Fl, Cl), Karolina Strassmayer(As, Fl, Cl), Olivier Peters(Ts, Ss, Fl, Cl), Paul Heller(Ts, Ss, Fl, Cl), Jens Neufang(Bs, Bass Sax, Bcl) - 1. Brown Street 2. In A Silent Way 3. Fast City 4. Badia/Boogie Woogie Waltz 5. Black Market 6. March Of The Lost Children 7. A Remark You Made 8. Night Passage 9. Procession 10. Carnavalito
(07/03/17) 全曲ジョー・ザヴィヌル作曲か共作。CD2枚組で、有名な曲が多いのも聴きどころ。メインの・メンバーがウェザー・リポートやザヴィヌル・シンジケート関係中心だし、それにかぶさっていくWDRビッグバンドも雰囲気を壊さずに厚みを加えていて、さすがこういう共演は定評があってなかなかの出来。アレンジもソロも秀逸なビッグ・バンド。1曲目からゴキゲンな出だしではじまります。2曲目はこれに対してビッグバンドのオーケストラ的な展開。なかなかにシンセサイザーやキー・ボード、メインのメンバーとビッグバンドのサウンドの混ざり合いが見事で、ジョー・ザヴィヌルの世界をあらわしています。もともとの曲が良い上に、盛り上がるところは盛り上がるし、しっかりと抑えるところは抑える。なかなかここまではできません。
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