Diplipito/Giya Kancheli
ECMレーベルの現代音楽を何で聴かなければならないのか。そもそもクラシックや現代音楽のECM New Seriesが、ジャズのECMと一連番号でつながっていて、分けるのが難しいから、結局未CD化作品以外は全部聴いてしまった、ということに端を発しています。気合の入っていた時期は何とかなったのですが、今はけっこう聴くのに勇気がいります(笑)。何たってメロディアスな部分がほとんどないんだから。
朝からCD3組(うち1つは2枚組なので計4枚)を頑張って聴きました。どうしてもジャズよりは浅い聴き方になってしまうのは止むを得ないと思いますが、ECMの静かなフリー系ジャズとボーダーレスにつながっているような雰囲気もあり、コメントも短めにしているので何とかホームページへのアップだけはしています。恥さらしと言えなくもないですが(笑)。
Diplipito/Giya Kancheli(ECM New Series 1773)(輸入盤) - Recorded January 2001. Thomas Demenga(Cello), Derek Lee Ragin(Countertenor), Dennis Russell Davis(P, Cond), Stuttgarter Kammerorchester - 1. Diplipito 2. Valse Boston
(04/08/08)Giya Kancheliは20世紀グルジアの作曲家。1曲目がチェロ、カウンターテナー、ピアノとオーケストラ、2曲目がピアノとオーケストラの作品。 やはりゆったりとした荘厳なイメージでせまってきて、静かな場面と大きいサウンドの場面の差が大きい感じ。どんなアプローチになっても濃い青色の雰囲気が、彼の曲にはあります。1曲目のカウンターテナーとチェロが幽玄な感じを醸し出しています。2曲目も冷たさと音の大小が印象的。
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