Dig This!!/Wycliffe Gordon Quintet
Criss Crossレーベル順番聴き9日目。ワイクリフ・ゴードンのリーダー作はこのレーベルからたくさん出ているけれど、やっぱり実力があるからなのか、と思います。奏法は彼ならではのもので、割とブラインドしやすいんではないかなと。今回は他のメンバーが違う方面から来たような感じですが、オルガンのサム・ヤエルも、泥臭くないにしても、普段の温度感が低めなところは見せないですし。ただ、ビル・スチュワートのドラム・ソロになると、やっぱり彼の世界のリズムを構築して、けっこう現代的な側面を見せてしまうようですが。まあ、けっこうリーダーのペースで進行しているので、違う個性のぶつかり合い、というところまではいかなかったですけれども。
Dig This!!/Wycliffe Gordon(Tb) Quintet(Criss Cross 1238)(輸入盤) - Recorded December 11, 2002. Seamus Blake(Ts), Peter Bernstein(G), Sam Yahel(Org), Bill Stewart(Ds) - 1. Dig This!! 2. Mahajual 3. Old Man Blooz (Take 2) 4. Limehouse Blues 5. The Beautiful Souls 6. Jookin' The Blooz 7. Lonnie's Lament 8. I Can't Get Started 9. Cone's Tune 10. Blues Etude #2 11. Old Man Blooz (Take 1)
(07/02/25)全11曲中Wycliffe Gordon作は7曲(1、3、5-6、9-11曲目)。メンバー間では異種格闘技戦ですが、ブルースの曲が多め。ブルースかと思ったらボッサもあるミディアムの、渋めなタイトル曲の1曲目、8ビートのジャズロックで懐かしいサウンドの2曲目、お椀を使ったミディアムスローのブルースの3、11曲目、アップテンポになったりミディアムになったりのメロディアスな4曲目、切ないメロディーを淡々と語るバラードの5曲目、ブルースだけどファンクのリズムとその後の4ビートが心地良い6曲目、ジョン・コルトレーン作をミディアムで深く歌い上げる7曲目、ギターとのデュオでスタンダードを優しく歌い上げる8曲目、ややアップテンポで陽気な4ビートの9曲目、トロンボーンのソロでブルースを吹く小品の10曲目。
« Morimur/J.S. Bach | トップページ | Awakening/Ryan Kisor Quintet »
「音楽」カテゴリの記事
- Echoes And Other Songs/Mike Stern(2024.09.19)
- ドッグ・デイズ・オブ・サマー/藤井郷子カルテット(2024.09.18)
- Celebration Vol.1/Wayne Shorter(2024.09.08)
- Twentyfour/Al Di Meola(2024.09.05)
- Transylvanian Dance/Lucian Ban, Mat Maneri(2024.09.04)
「Criss Crossレーベル」カテゴリの記事
- ECMとCriss Crossについてはまとめをしなければなんだけど(2024.08.14)
- Painter Of Dreams/Misha Tsiganov(2024.07.19)
- Tributes/Antonio Farao(2024.06.28)
- Lovabye/Gregory Groover Jr.(2024.05.14)
- なぜか残してあるECM2500番以降とCriss Cross1400番以降(2024.04.15)
「ジャズ」カテゴリの記事
- ドッグ・デイズ・オブ・サマー/藤井郷子カルテット(2024.09.18)
- Celebration Vol.1/Wayne Shorter(2024.09.08)
- Twentyfour/Al Di Meola(2024.09.05)
- Transylvanian Dance/Lucian Ban, Mat Maneri(2024.09.04)
- Moondial/Pat Metheny(2024.09.02)
「Criss Cross1201-1250番」カテゴリの記事
- Awakening/Ryan Kisor Quintet(2007.03.04)
- Dig This!!/Wycliffe Gordon Quintet(2007.03.03)
- New York Trio - Page Two/Peter Beets(2007.03.02)
- Mirrors/Alex Sipiagin(2007.03.01)
- Wide Holizons/One For All(2007.02.28)
« Morimur/J.S. Bach | トップページ | Awakening/Ryan Kisor Quintet »
コメント