Endless Days/Eberhard Weber
エバーハルト・ウェーバーのリーダー作。メンバーも少し変化に富んでいますが、彼の音世界を表現するには、いいメンバーだと思います。そしてストリングスのような音は、ウェーバー自身が作ったもので、より厚みを増しているとのことです。彼のアルバムは前期の頃の方が評価されがちですけど、このアルバムもけっこういいのではないかなあ、と思います。後年、彼は半身不随になってしまってベースを弾けなくなってしまうので、割と落ち着いたこのアルバムが後半のピークになるのかなあ、と個人的には思っています。スケールの大きい場面もありますし。
Endless Days/Eberhard Weber(B)(ECM 1748) - Recorded April 2000. Paul McCandless(Oboe, English Horn, Bcl, Ss), Rainer Bruninghaus(P, Key), Michael DiPasqua(Ds, Per) - 1. Concerto For Bass 2. Frensh Diary 3. Solo For Bass 4. Nuit Blanche 5. A Walk In The Garrigue 6. Concerto For Piano 7. Endless Days 8. The Last Stage Of A Long Journey
全曲エバーハルト・ウェーバーのオリジナル。独特な音色のメンバーが集まったメロディアスなマニアック路線とでもいえば良いのでしょうか。哀愁路線と彼のエフェクターのかかったベースが穏やかに歌う1曲目、分厚いサウンドの上を舞うメロディで後半静かに展開する2曲目、ストリングスの重低音の流れる中をマイペースでインプロヴァイズする3曲目、静かに語りかけてくるような4曲目、ベースによる彼流の必殺哀愁ソロの5曲目、タイトル通りピアノがメインの6曲目。そして8分台のタイトル曲の7曲目が山場で、クラシックかと思うサウンドで厳かにかつドラマチックに進んでいきます。8曲目は9分台のテーマの旋律が印象に残る曲。これもなかなか泣かせます。 比較的淡々と、時間が流れていきます。(01年6月21日発売)
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