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2007/02/11

Different Rivers/Trygve Seim

1744

Trygve Seimのリーダー作。この時にはじめてECMでアルバムを出したのではなかったか、と思います。彼のアレンジによるホーンの演奏は、詩的でもあり、ジャズからは少し距離を置くかもしれないけど、哀愁の混ざったこのアレンジ、なかなか印象に残ります。曲としてはやはりECMに影響を受けてきた世代のようで、そのように曲を作っているのかな、というイメージです。穏やかな場面が多く、そしてホーンアレンジは独特。そして、彼のサックスは特に8曲目で尺八に近いような音を出すことでも、ある意味独特な世界を持っているなあ、と思います。

 

Different Rivers/Trygve Seim(Ts, Ss)(ECM 1744)(輸入盤) - Recorded 1998 - 1999. Arve Henriksen(Tp, Vo), Havard Lund(Bcl, Cl), Nils Jansen(Bs, Ss, Cont-bcl), Hild Sofie Tafjord(French Horn), David Gald(Tuba), Stian Carstensen(Accordion), Bernt Simen Lund(Cello), Morten Hannisdal(Cello), Per Oddvar Johansen(Ds), Paal Nilssen-Love(Ds), Oyvind Braekke(Tb), Sisel Endresen(Recitation) - 1. Sorrows 2. Ulrikas Dans 3. Intangible Waltz 4. Different Rivers 5. Bhavana 6. The Aftermath/African Sunrise 7. Search Silence 8. For Edward 9. Breathe 10. Between

(01/01/14)比較的大編成の、管楽器中心のアンサンブル。曲によって編成は変わりますが、7-10人ほどの曲が多いです。低音の楽器が多いのでちょっと重心は低めか。 個性的な、不思議な感触。全曲彼のオリジナルで、7曲目のみフリー・インプロヴィゼーション。5、8、10曲目はデュオの演奏。盛り上がる場面もいくつかありますが、比較的静かな哀愁漂うメロディとそれに合わさるようなアンサンブルのイメージの曲が多いです。曲もソロで聴かせるのではなく、あくまでもアンサンブル重視。そういう意味ではジャズではなくブラス・ミュージックを聴いている感触。ただ、アンサンブルのハーモニーはやや複雑な感じ。また、特にデュオなどは癒し系(?)なのではないかとも思えます。8曲目は邦楽系?

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