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2007/01/19

Trinity/Mat Mareni

1719

マット・マネリのソロ・アルバム。例によってプロデューサーはスティーヴ・レイクで、こういう硬派なフリーにはよく顔を出しています。微分音だったり、非旋律的フレーズだったり、が続くので、聴いていると軽い失調感を感じることもあります。曲の方は、半分はジャズメン・オリジナルなのですが、彼の演奏では、それらもオリジナルに聴こえてしまう、ということもあります。わざと既成曲を入れてみた、という感じもしていて、それで分かるかな?というような問いかけをしているのかもしれません。それにしてもヴァイオリンまたはヴィオラのソロでのアルバム、よくやったというしかないです。

 

Trinity/Mat Mareni(Vln, Viola)(ECM 1719)(輸入盤) - Recorded July 1999. - 1. Pure Mode 2. Almost Pretty 3. Trinity 4. Sun Ship 5. Blue Deco 6. Veiled 7. Iron Man 8. Lattice 9. November 1st 10. Lady Day's Lament

(02/01/03)ヴァイオリンまたはヴィオラによるソロ・アルバム。 これだけでも、けっこう異色の録音だということが分かります。彼自身のオリジナルは半数の5曲で、ジョン・コルトレーンやエリック・ドルフィーの曲もあります。とは言うものの、かなり変わったアプローチなので、タイトルを見ながらでないと、ジャズメンオリジナルだということが分からないような気も。全般的に引っ掛かるようなメロディやフレーズが支配していて、あまり聴きやすいサウンドではありません。タイトル曲の3曲目は10分台の曲で、スペイシーで非旋律的なフレーズがゆっくりとですが延々続きます。爆発する事もなく、淡々と演奏が繰り広げられていきます。ジャズと言うよりはクラシックや現代音楽の感触に近い感じ。けっこう聴く人を選ぶアルバム。

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