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2007/01/26

Tales From the Hudson/Michael Brecker

Michaeltales
マイケル・ブレッカー追悼特集のコメント手直し4日目。マイケルのアルバム(リーダー作)でどれが好きかと言われると困ってしまうのですが、このアルバムか、次の「Two Blocks From The Edge」になると思います。こちらはベテラン勢を豪華に参加させたアルバムで悪かろうはずもなく、次作は若手(中堅?)がメインになっています。今回のアルバムは、やっぱり彼が吹くとオーソドックスなジャズにはならないでマイケルの「現代ジャズ」になってしまうところがミソ。1、9曲目などの疾走感もたまりませんが、ミディアムやバラードの曲でも渋さやしっとり感が感じられて印象深いです。マッコイ・タイナーの参加も適材適所。


Tales From the Hudson/Michael Brecker(Ts)(Impulse) - Recorded 1996. Pat Metheny(G), Jack DeJohnette(Ds), Dave Holland(B), Joey Calderazzo(P except 3, 5), McCoy Tyner(P on 3, 5), Don Alias(Per on 3, 5) - 1. Sings And Arrows 2. Midnight Voyage 3. Song For Bilbao 4. Beau Rivage 5. African Skies 6. Introduction To Naked Soul 7. Naked Soul 8. Willie T. 9. Cabin Fever

マイケル・ブレッカー作ないし共作は9曲中6曲(1、4-7、9曲目)。久しぶりのジャズが全開のアルバム。しかも有名なサイドメンばかりです。アップテンポで全開で飛ばしていく迫力のあるジャズを展開している1曲目、ジョーイ・カルデラッツォ作で哀愁路線の渋いミディアムの4ビートの2曲目、パット・メセニー作のラテンノリでマッコイ・タイナーの重厚なピアノもバッチリと合う曲調の3曲目、アメリカの広大な台地のような大らかさを持ったバラードの4曲目、8分の6拍子でモーダルな、まさにアフリカンの5曲目、7曲目のイントロでサックスとベースの小品の6曲目、内省的な情念のあるサウンドでソロを綴っていくバラードの7曲目、渋めの4ビートでせまるミディアムの8曲目、アップテンポでこれでもかと攻めまくっていく9曲目。

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