Surf's Up/David Kikoski Trio
Criss Crossレーベル順番聴き2日目。このレーベルではおなじみのデヴィッド・キコスキーのトリオ作。ベースとドラムスに惜しげもなく一流の人材を使っているところは見事。いいお仕事をしています。やっぱりこのレーベルで長くやっているピアニストというと、彼かデヴィッド・ヘイゼルタインというイメージがあります。このアルバムもけっこう聴かせてくれて、ロックの曲のアレンジも見事で、やっぱり新世代(往年のミュージシャンと比較してですが)のミュージシャンなんだな、ということをうかがわせます。それでいて油がのっていて、どの曲も料理が良いので66分を飽きることなく一気に聴いてしまいました。
Surf's Up/David Kikoski(P) Trio(Criss Cross 1208)(輸入盤) - Recorded January 18, 2001. James Genus(B), Jeff 'Tain' Watts(Ds) - 1. Oh No 2. Cardboard 3. Four In One 4. A Noite Do Meu Bem 5. Little Melonae 6. Surf's Up 7. Bird Feathers 8. Muito A Vontage
(07/01/14)David Kikoskiの作曲はなしで、ジャズメン・オリジナルやロックの曲が目立ちます。メンバーも顔ぶれがかなりいい感じ。フランク・ザッパ作の変拍子の複雑な曲調を持つクラシックの変奏のような雰囲気の1曲目、チャーリー・パーカー作のテンポが速くてゴキゲンな明るさを持つ4ビートの2曲目、セロニアス・モンク作でコミカルな引っかかるタッチが面白い3曲目、デュラン・デュランの曲をしっとりと哀愁のある美しいバラードで演奏する4曲目、ジャッキー・マクリーン作をアップテンポでノリ良く、ちょっとミステリアスに料理する5曲目、ブライアン・ウィルソン作のややしっとり系から中盤盛り上がるタイトル曲の6曲目、チャーリー・パーカー作のテンポが速いメカニカルな8曲目、アップテンポのラテンノリがゴキゲンな8曲目。
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