アクティヴィズム/ジョージ・コリガン
Sound Space STEPでの発掘盤3日目でラスト。ただし、今日のアルバムはスティープル・チェイスがビデオアーツと契約していた’96年発売のアルバムで、輸入盤国内仕様。現在はこのレーベルの国内ルートがなくなってしまっています。ただし、このアルバムに関しては、今でも輸入盤で手に入ります。ジョージ・コリガンのピアノのトンガってメカニカルな演奏が好きなわけなんですが、録音した10年以上前の当時から、その個性は発揮されていて、アクの強いこのトリオ編成でのジャズメン・オリジナル主体の選曲も十分に彼らしさは出ています。いちばん印象に残るのは、それでもやはりオリジナルのタイトル曲の7曲目でしょうかね。私は美旋律よりもスリリングなピアノを好む傾向にあるようです。
アクティヴィズム/ジョージ・コリガン(P)(Steeple Chase)
Activism/George Colligan(P) Trio(Steeple Chase) - Recorded November 1995. Dwayne Burno(B), Ralph Peterson(Ds) - 1. United 2. Gaslight 3. Peace 4. Green Chimneys 5. Lazy Bird 6. Jitterbug Waltz 7. Activism 8. Estate 9. On The QT
ジョージ・コリガン作は7曲目のみ。他はジャズメン・オリジナル。3人の個性の妙があります。ウェイン・ショーター作で8分の6拍子のやや明るめの要素と起伏がある1曲目、ゆったりと弾きはじめ、速いフレーズもちりばめて絡み合うデューク・ピアソン作の2曲目、静かにゆったりとメロディが流れていくホレス・シルバー作の3曲目、セロニアス・モンク作を独自の個性でリズミカルかつメカニカルに進む4曲目、ジョン・コルトレーン作を旋律転換法のようにひねくれた旋律を弾く5曲目、ファッツ・ウォーラー作をやはり現代流に料理する6曲目、極めてメカニカルなアプローチのタイトル曲の7曲目、パット・マルティーノ作のしっとりとした哀愁ボッサやや盛り上がりの8曲目、フレディー・ハバード作でアップテンポかつカチッとした9曲目。
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