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2007/01/01

マントラ/オースティン・ペラルタ

Austinmant
新年明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願いします。
さて、こちらのペースは相変わらずで、天気や盆暮れ関係なくアップしていっているのですが、1枚目も良かったですけれど、この2枚目の「マントラ」もさらに良くって、愛聴盤になりそうです。若いので、アップテンポが好き、それをめったやたらにプッシュするバック(特にドラムス)、そして若いのにモード奏法を完全に自分のものにしている主人公と、お膳立ては揃っていますね。若すぎる(録音時は15歳)といって聴かないのは非常にもったいないな、と思います。すでに、新しいもの好きの人たちの間ではこのアルバム、評判になっているので、新年からいいアルバムを紹介できたと思っています。


マントラ/オースティン・ペラルタ(P、Kalimba)(Eighty-Eight's)
Mantra/Austin Peralta(P, Kalimba)(Eighty-Eight's) - Recorded October 10, 2006. Buster Williams(B), Ronald Bruner Jr.(Ds), Marcus Strickland(Ts, Ss), Steve Nelson(Vib) - 1. Mantra 2. Black Narcissus 3. Goodbye Pork Pie Hat 4. Astral Tides 5. Butterfly 6. Ablaze 7. All The Things You Are 8. Afro Blue 9. D. Redman

オースティン・ペラルタ作は4曲(1、4、6、9曲目)。メンバーを一新、ここでも15歳録音の驚きのモーダルな音を聴かせてくれます。ドラムスも強力。アップテンポでどことなくエキゾチックな、総攻撃を仕掛けているような1曲目、やはりアップテンポのワルツでこれまたモーダルに責める2曲目、チャールズ・ミンガス作をベースとのデュオで静かに語りかけてくる3曲目、ついでにモーダルのアップテンポでもう一撃を食らわす4曲目、ハービー・ハンコック作のちょっと落ち着いたサウンドでの有名な5曲目、アップテンポでここでも勢いのあるピアノのソロを見せつける6曲目、オーソドックスかと思いきや意外に元気な7曲目、やっぱりアップテンポでとにかくモーダルな8曲目、やや静かなソロピアノに情念が宿っているような9曲目。(06年12月20日発売)

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コメント

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

甘いマスクと年齢の若さで最初は見くびっていたペラルタですが、本作は最高にカッコいいですね。
この調子でこれからもガンガンいってもらいたいものです。

こちらからもTBさせていただきます。

大変ご無沙汰しておりました。
今年も宜しくお願いします。

私も実はこのアルバムカバーを見た時、”実力はあるかもしれないし、悠さんがコメントしているけど、どうかな?”という一種の先入観が走りました。でも、聴き終えたら、それなりの実力と今後の将来性を感じ取ったような気がしました。メンバー構成が結構まとまっているような感じです。やはり、Peralta はマッコイの影響を受けているのか?Buster Williams はともかく、Marcus Strickland (ts)やRonald Bruner (ds)の演奏に魅了。Steve Nelson がすごくのっているようような気がしました。これは
それなりのoriginalityを持っている作品だといえそうです。これからは如何にPeraltaが更なる独自性を発揮できるかに
かかってくるでしょう。乞うご期待。

>naryさん、KOJIさん

あけましておめでとうございます。
本年も宜しくお願いします。

いつもだったらこのテのアルバム、素通りになることが多いのですけれど、素晴らしいと言う方が複数いらっしゃって、じゃあ彼の1枚目、2枚目と聴いてみようということになりました。

私はライナーってほとんど読まないんですが、ちょっと今回は先にザーッと読んでみました。マッコイ・タイナー関係は彼は好きなようですね。

モードは自分のものにしてしまっているし、ラストのスピリチュアルなソロ・ピアノの曲も、この歳でここまで表現できるのか、とビックリしました。

久しぶりに良いアルバムに出会えたものです。

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