Nancarrow/Antheil/Piano Music/Herbert Henck
Conlon Nancarrowはアメリカ生まれのメキシコの作曲家、George Antheilもアメリカの作曲家。時代的にも’20年代から40年代の作曲されたものが多いということで、現代音楽が得意のHerbert Henckがピアノの演奏をしています。ジャズから影響を受けた曲もあって、こういうところにもボーダーレスの側面が見つかります。そもそもこの2人、このアルバムで名前を初めて知ったのですが、これもNew Seriesの発掘精神が生きているのでは、と思わせます。
Nancarrow/Antheil/Piano Music/Herbert Henck(P)(ECM New Series 1726)(輸入盤) - Recorded August 1999. - Conlon Nancarrow: 1-3. Three 2-part Studies 4. Prelude 5. Blues George Antheil: 6. Sonatina Fur Radio 7-8. Second Sonata, "The Airplane" 9. Mechanisms 10. A Machine 11-14. Sonatina (Death Of The Machines) 15. Jazz Sonata (Sonata No.4) 16-18. Sonata Sauvage 19. (Little) Shimmy
(03/09/20)Conlon NancarrowもGeorge Antheilも20世紀の作曲家。1920年代から’40年代に作曲されたものが多く、カッチリとした曲もあるのですが、ジャズのストライド・ピアノ奏法の影響や、曲にブルースやジャズの名前がついているものもあり、あまりクラシックっぽくないノリの良い曲もあったりします。曲名に「飛行機」「機械」などこの時代を感じさせるものもあって、なるほど、雰囲気が出ているサウンドになっています。
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コメント
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久しぶりにECMのアルバムをアップしました。きちんと聴いて、きちんとアップしなきゃ、と思うと、なかなか忙しくなると面倒になっています。
このアルバムは面白いですね。工藤さんが書かれているそのものの内容なのですが、ヘンクの硬質なピアノで純化された感じがいいです。
http://kanazawajazzdays.hatenablog.com/entry/2018/10/11/074018
投稿: ken | 2018/10/11 07:44
>kenさん
コメントありがとうございます。
ECMを追っかけしていることで、通常では聴くことのできない音源を聴く経験を得られました。このアルバムはクラシックとしても変わってますね。ただ、記憶からすっぽり抜け落ちているのがちょっと残念です。
投稿: 工藤 | 2018/10/11 10:00