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2007/01/10

Karta/Markus Stockhausen, Arild Andersen, Patrice Heral, Terje Rypdal

1704

マーカス・シュトックハウゼンのリーダー作。アリルド・アンデルセンやテリエ・リピダルなどが参加していて、個性的なサウンドに仕上がっています。フリー・インプロヴィゼーションの部分がけっこう長めですが、このメンバーだったら少し硬派に、そしてECMのレーベルカラーに寄り添いながら、難なく演奏はできてしまうでしょう。そしてフリーの場面は硬派な部分があるのも特徴で、3曲目などは、けっこうハードにも聴こえます。この曲はドラムスとベースのデュオ。8曲目も速いテンポでけっこう攻めまくっています。基本はゆったりとしていますが、こういう部分を入れて、メリハリをつけています。

 

Karta/Markus Stockhausen(Tp, Flh), Arild Andersen(B), Patrice Heral(Ds, Per), Terje Rypdal(G)(ECM 1704) - Recorded December 14-16, 1999. - 1. Sezopen 2. Fower Of Now 3. Wood And Naphta 4. Sway 5. Auma 6. Legacy 7. Invocation 8. Wild Cat 9. Emanation 10. Choral 11. Lighthouse

中間部の7曲(3-9曲目)がフリー・インプロヴィゼーション。全体のバランスが良い。1曲目は非常に厳かに、あたかもフリーのような展開で導入部を飾ります。2曲目は哀愁を帯びた印象的なテーマから、これも静かに展開。ベースとドラムで緊張感のある3曲目、リズミカルなベースとドラムの上を奔放に飛びまわるギターと抑制の効いたトランペットの4曲目、静寂に寄り添うように進行しつつ盛り上がっていく5曲目、ミュート・トランペットを軸に静かに流れていく6曲目、オープン・トランペットの印象的なメロディに絡みついていく7曲目、速いテンポで豪快かつアグレッシヴな8曲目、ベースではじまりトランペットの牧歌的な風景で終わる9曲目、ギターとトランペットのために作曲された10曲目。そして何となくエスニックな11曲目。(00年9月13日発売)

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