Good-Hearted People/David Hazeltine Quintet
Criss Crossレーベル順番聴き4日目。今回のはデヴィッド・ヘイゼルタインのリーダー作なんですが、トロンボーンでOne For Allでもいっしょのスティーヴ・デイヴィスも参加。そしてスティーヴの作曲した曲がタイトル曲になっているので、何となく彼の色が濃く、ハードバピッシュなイメージが強く出ているのは、気のせいでしょうか。また6、8曲目だけに参加しているジェシ・ヴァン・ルーラーのギターがとても良く、できれば彼に全曲参加して欲しかったなあ、なんて思っています。意外にピアノの押し出しが強くなかった感じはしますけれど、それでもピアノのリーダー作ならではのところもチラホラ。やっぱりこのアルバムはトータルのサウンドで聴くのがいいのかな、とも思いましたが。
Good-Hearted People/David Hazeltine(P) Quintet(Criss Cross 1210)(輸入盤) - Recorded January 15, 2001. Steve Davis(Tb), Jim Snidero(As, Fl), Jesse Van Ruller(G on 6, 8), Nat Reeves(B), Tony Reedus(Ds) - 1. Blueslike 2. Caliente Blues 3. Imagination 4. Demasiado Dulce 5. Good-Hearted People 6. Quiet Now 7. Cozytine 8. Barbados
(07/01/20)David Hazeltine作は全8曲中2曲(1、4曲目)。メンバーから、ハードバピッシュな雰囲気も漂ってくるアルバム。ちょっと変則的だけどミディアムでブルースを意識した香りが漂ってくる1曲目、ジム・スナイデロ作のブルース進行のラテンという雰囲気を持つ、ソロの部分では4ビートになる2曲目、テーマのリハモも印象的で、適度な速さのメロディアスなスタンダードで陽気になってくる3曲目、フルートが印象的な、哀愁映画音楽的で静かなボッサの4曲目、スティーヴ・デイヴィス作でややアップテンポで現代ハードバップのタイトル曲の5曲目、ギターがしっとりとメロディを奏でるバラードの6曲目、スティーヴ・デイヴィス作であっさり系ミディアムの7曲目、チャーリー・パーカー作をややアップテンポでノリの良い雰囲気の8曲目。
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コメント
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こちらからもTBさせていただきました。
かな?(笑)
やはりスティーヴ・デイヴィスが参加しているだけでワン・フォー・オール的な匂いがしますよね。
チックのオリジンの時はチック色が強力ですので全然そういうこともなかったのですが、結局はデイヴィスもヘイゼルタインも音楽的に似たもの同士なのかも知れませんね。
デイヴィス曲をタイトルにしてしまうのも友情のあらわれなのか(タイトルにはピッタリですが)、とにかくエリアレ一派は良くも悪くも仲が良すぎます(笑)
投稿: nary | 2008/01/14 18:36
>naryさん
TBありがとうございます。
ちゃんと入っていましたよ。
このアルバムを聴いたのも、もう1年前になってしまうんですが、ヘイゼルタインのアルバムというと、やはりどれがどれかは自分が書いたもので思い出す、という感じです。
やはりメンバーをいろいろ替えてみると、面白いと思いますよね。
投稿: 工藤 | 2008/01/14 19:32